第101話体育祭の終わりに・・・。

予想外の人物とはどこで話を聞きつけたのか不明だが某テレビ局の関係者だった。

そう、誰かが某テレビ局にチクったのだ。

今まさに沈んでいくテレビ局には喉から手が出るほどに欲しいまさにそんな画期的な企画だ。

全国チェーン店同士が熱き戦いを繰り広げるなんてこんなの数字がとれないわけがない!

持ち込み企画だって実現しないリアル店舗を使ったバトルだ。

祭りなんかと違う正真正銘のやらせのないドル箱。

冷静な僕はそんな状況をみておもった。

いや、いま体育祭だぞ?なんで部外者が家庭科室で騒いでるんだ。いい加減にしろ!である。

テレビ放映でピンっと来たのか栗田ミトは「テレビ局いいわね!宣伝にもなるし!どっちが勝ちか全国にわからせることができていいじゃない!」なんて言い始めた。

「はぁ?負けるあなた率先して恥を全国に周知なんてどいう神経してるんだか」と小鳥遊小鳥は飽きれている。

あのレンジ麺の一件で結構な冷めた対応が続いている関係でテレビなんてろくでもないと思っている。

テレビ関係者は苦労せずにこれに乗っかるだけで美味しい思いができるので必死である。

ルールもある程度決まっているだけだからタダ映像をカメラに収めるだけで番組になってしまうのだ。

こんなの素人がスマホ撮影しただけでバズり散らかすくらいには威力のある企画。

「小鳥遊と栗田側で両方映像とってウェブに流せば?」と野口君がテレビ局関係者なんていらないとでもいうような一言を発してしまう。

今はテレビを視聴しないと言われている時代でテレビに流しても誰も見ないんだからネットに流せばいいとそんな軽い発言なのだが、小鳥遊小鳥にとってはまあ最優先されるに等しい言葉なため

「そうねうちの映像スタッフ入れたほうが何も問題が起きないだろうしいいかもしれないわね」とテレビ関係者をちらっと見た。

「いや、問題何てそんなもの起こるわけないです!うちは撮影のプロなんですよ。全国放送でゴールデンタイムで流させていただきますし!!ウェブよりも話題性だったらテレビ局の方が強いのはまちがいありません!!」

つい最近やらかしたのに何の問題もないとかチワワを煽るテレビ局関係者はなんてチャレンジャーなのだと僕は心の中で手を合わせることにしたが、家庭科室がカオスになってきているな。

このままでは話の収集がつかない、

そう、食べ足りない男子たちは鍋の前から二人をどかせたかっただけだったのに余計人が増えておかわり不能においこまれてしまったので不完全燃焼状態なのである。

野口君や鈴木君は不機嫌モードだ。

あんな美味しいものを食べさせられ物足りないのにスープで空いたスペースを満たせないなんて!!みたいなへんなストレスの溜め方をしているが、勝負事となるとそっちにも興味を惹かれているので半分ストレス半分楽しみという複雑な感じのまま、やはりどう勝負をすれば一番盛り上がるのかをテーマに熱い討論が繰り広げられている。

二人に提案してカオスを引き起こした当人である僕はいや、どうしてこうなったんだと思ってしまったが、お前が原因だとツッコミ役がふざいなため自分が原因だと思っていない呑気さは健在している。

テレビは独占放送したいが、変な映像を垂れ流されたくないけど全国放送は魅力的というそんな感じなので

「だから、ウェブと同時にテレビも映像流せばよくね?」と僕は言ってしまったのだ。

そう、テレビ局も自前映像も一緒にとって一緒に流せばいいのだと。

「それよ!こっちは公式で映像流せば変な誤解が起きることもないのだ、あんたがいくら買収工作しようが正規の映像があるのだから無駄よ。」

「いつ私がテレビ局に賄賂送るなんていってるんだ!いい加減にしろ!」

「だって、純粋な味じゃあなたは勝てないじゃない?」

といろいろな問題は解決させれ前には進んだのだが、やはり家庭科室はカオスなままだった。

ごめん、僕の思っていた体育祭とはなんか違うが一応終了して精神的に疲れる一日だった。

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この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません

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