宵珉(シャオミン)はWebサイトのファンタジーBL小説「桔梗仙郷伝」の作者である。
ある日、原稿の締切に追われ多忙の日々を過ごしていた。無理がたたり倒れる。目が覚めるとそこは、自分の書いている小説「桔梗仙郷伝」の世界。なんとモブキャラーに転生してしまった。
それも、そのモブキャラーは、小説上の主人公、晏崔(ユェンツェイ)の相手役の華琉(ホァリウ)を、仙門が集まる洞天仙会で助けて死ぬ運命。
晏崔(ユェンツェイ)と華琉(ホァリウ)の恋愛はモブキャラが死亡することで親密になる。
宵珉(シャオミン)は二人のことは応援したいけど、死は免れたい。死を回避するため、宵珉(シャオミン)は抗うのだか、宵珉(シャオミン)の体の奥底には、さらに、とんでもないことが────。とゆう、中華修仙小説です。
個人的に、この作品の魅力は、モブキャラに転生した、宵珉(シャオミン)だと私は思いました。知的で、論理的に考えて判断しているのに、もの凄く、大雑把で楽天的で抜けたところがあり、可愛く思えます。
イケメンの師兄である、苓舜(レイシュン)に恋心を抱く宵珉(シャオミン)も、兎に角、可愛いのですよ。
小説の中の本当の主人公の晏崔(ユェンツェイ)と華琉(ホァリウ)の恋物語も初々しくて、応援したくなります。願わくば、コチラの二人メインの作品も読んでみたいです。
この作品は修仙小説で、ちょっと中国小説寄りの、文書かな? とゆう印象です。自分は修仙小説が好きなので、するりと入れましたが、中国修仙小説は、ちょっと独特な世界観とストーリーなので、慣れない人は、ちょっと難儀するかもしれませんが、突破して内容を理解してしまえば、沼に嵌る恐れがありますよ(笑)
もしよろしければ、底なし沼に、いらっしゃいませ。
面白かったです。
オススメ作品です。