食事

私は昨晩のディナーで、トマト、ジャガイモ、鶏肉を創造する能力を手に入れた

だかしかし、一夜でそれを失った。その反動だろうか、鳥肌が止まらない。

いずれにしろ、この鳥肌バードエンチャントという能力を手にしたことは変わらない。この能力を使えば、まるで自由に空飛ぶ燕のように、鳥肌になれるのだ。

燕と言ったが、あの燕では無い。

蒸だったかもしれんが、そんなことはどうでもいい。

今まさに私自身が燕なのだから、即ち燕とは、私なのだ。

実は私には彼女がいるのだが、何があっても別れるつもりはない。

それはそうと昨日俺は死んだ。

だが、現世で幸せな毎日を送っている。

そういう妄想が好きだった。

つまり俺は生きてる。

そう、俺以外が死んだのだ。

だが、幸せなことに変わりはない。

だって独りって、孤高で、自由気ままで、落ち着きがあって、寂しげで、悲しげで、とめどなく虚しいんだから…と考えるのは凡人の発想だ。

非凡な俺、いや私は考えるのをやめた。

やめたことによって、俺の脳内からドーパミンが溢れ出した。

その瞬間、俺の脳は爆散、地に還った。

だが、超高度な反転鳥肌で身を守る。


気づいた時には、既に鳥となっていた。

まさか鳥がこんなにも自由だとは...幸せだなあ!

finger……そうだ加茂川…俺は指を呪物化して鳥となったのだから、なんとしてもそれを誰かに取り込ませて現世に復活せねば幸せにはなれないっ!

そして誰かに取り込ませた俺は幸せになったとさ。

〜完〜全〜復活ぅ〜とはならなかった、故に幸せにはなれなかった。

めでたしめでたし

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短編 hamazen @hamazen

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