第11話大学生時代③

 三回生の時は、二回生までの単位を引き継いでいるので、授業を受ける回数も減り、融通が利くようになった。

 勿論、しっかりと授業は受けていたし、授業が無い日はバイトしたり、介護の講習を受けに行ったりもした。

 そのころは、確かスーパーかパチンコ店で、アルバイトをしていた記憶がある。

 それか学習塾かもしれないが、まあ些末なことはいい。

 

 勉強しながら、バイトもやっていて、ある意味充実感はあった。

 大学でも、テストもレポートもあり、それらをクリアしないと単位を取ることができない。

 四年間で百二十四単位を取らないと、卒業できない決まりになっている。

 ゼミも専門的になってきて、私は英文学科を専攻していたので、文学作品に只管触れてきた。

 

 いろんな作家のいろんな作品に触れて、こういう書き方で読者に伝えているのだなって関心したくらいだ。

 このころが多分暇がなくて、一番忙しかったように思える。

 講習とバイトと授業を掛け持ちしながら、行動していた時期でもあったからだ。

 

 その合間でも友達と出かけたことはあった。

 京都の北大路にその大学は存在する。

 その通りは学生が多くて、近くに本屋さんもある。

 一人暮らしをしていたマンションには一階にコインランドリーがあって、何回か一回服を洗濯していたから、便利だった。

 京都は兎に角暑くて、盆地のせいか、気温が夏場は高く、冬場は寒い。

 

 次回へ続く。

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