カクヨムの読者は、果たしてこの領域に達しているのであろうか?
- ★★★ Excellent!!!
企画を立ち上げた時、まさにこのような作品を求めていたというのは偽らざる本音である。
しかし、実際にその作品を目の当たりにした時
この作品を受け止めきれるだけの読者がカクヨム内に果たしてどれだけいるだろうか、
という危惧も芽生えることとなった。
……私「ごとき」が言うことではあるまい。
その自覚はあります。
しかし、☆の数4桁を優に超える作品が乱立する中、この傑作は私の添えた星にて、ようやく三桁に到達したばかり。
見る目が無いよお前ら、そう言いたくもなる。
少なくとも、こんな作品が埋もれたままで終わっていくのはどう考えても間違っている。
作品の内容に触れるまでもなく傑作であることは間違いない。
内容については、他のレビュアーに任せよう。素晴らしい感想を添えていらっしゃるから。
確かに、誰にでも読みやすい内容ではない。仮に映画化したとて万人に受けるような作品でもないだろう。
しかし、強烈な昏さを発するこの禍々しい作品は
カクヨムというフィールドだけに収まるような代物ではないことは保証しよう。
……畑違い?
上等じゃないか。
カクヨムという土壌は、こんな作品をも生み出すということを
世に知らしめる格好の機会だとは思わないか?