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虹の欠片をひろったから

虹の欠片をひろったから

季都英司

おすすめレビュー

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★★★
★22
8人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 虹乃ノラン
    1058件の
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    ★★★ Excellent!!!

    ――世界が輝いて見えた。

    「虹が、ひび割れるとかそんな馬鹿な」

    虹のかけらを拾ったところから始まります。

    中盤で、

    「――世界が輝いて見えた。」

    この一行にたどりついたとき、私は涙しました。

    そのうつくしい情景が、私にも見えたからです。

    絵本にしたい!けれど絵本にしたくない!

    物語は後半、美しいマジックリアリズムへとうつっていき、きれいに終わりを迎えるのですが、その煌きは確かにこの身にかけらを残していってくれました。

    素晴らしいものを読んだ。

    すなおにそう思える。


    よかったです。

    ありがとうございました。

    • 2024年1月28日 01:12