最新話まで読んだ感想です。
テンポが良く、設定は多いのに重くない、ストレスなく読める作品でした。
タイトルに「悪役貴族の親友」とありますが、本編では序盤を除けば悪役らしい要素はほとんどなく、真っ直ぐで好感の持てる少年として描かれているため、イライラする場面もありません。
主人公の立ち位置も普段の生活では控えめながら、戦闘になると司令塔のように状況を見極めて動くスタイルで、必要な場面ではしっかり戦闘もこなす。その出しゃばり過ぎないバランスがとても心地よく感じました。
乙女ゲーム要素も控えめで、戦闘シーンや魔法・スーツの設定なども軽くまとめられており、必要以上に引き延ばさない点が個人的にとても好みです。
他の作品では、描写が長々と続いてしまい途中で読むのをやめてしまうこともあるのですが、この作品は良い意味であっさりしていて読みやすいと思います。
更新がしばらく止まっているのは残念ですが、作者さまのモチベーションが戻った際には、ぜひ続きが読めることを楽しみにしています。
最新話の65話まで読んだ時点でのレビューになります
女好きの二人の男性のバディもの、それに乙女ゲーを足した感じの小説です。電撃の新文芸のテーマである乙女ゲーのテンプレに男性二人組という一味加えています。
ただテンプレに一味を加えているという側面があるので、物語として盛り上がってくるのは3話くらいからでして、せめて9話、できれば一章の終わりの19話まで読んで欲しい作品です。ここらへんまでくれば、この物語の魅力が充分に伝わっていると思いますので……
小説の内容としては、一人称多元の小説で、キャラクターの視点を話毎に変えて進めていく感じの構成になっています。そのため読者としては読みやすく、三人称多元でありがちな1話での多くの人の感情が入り混じる感じもないので、物語の理解がしにくいといった感じもなく、イコ先生らしいわかりやすい小説になっています。
またこの小説には、設定や世界観等、色々な魅力があるのですが、一番のウリは、二人の男性のキャラの良さだと思います。なんというか、言葉が悪いかもしれないですが愛すべきバカといった感じで、私は大好きです。