舞台は人々が小学校の頃から様々な異世界へトリップし、その旅路の反映で【正史】が学校では評価されなかったり、異世界スキルも持ち込まれていたり、大型犬感覚でなんかサメが飼育されているなど慌ただしい事この上ない「現代」。
なら繰り広げられる物語は世界の慌ただしさと比例するように眩しく心躍るモノ――という方向性は、【異世界転移未体験の非トリッパー】という主人公であるショウにとっては全く嬉しくない、コンプラ違反な「現代」用語が使えてしまうような属性で閉ざされている始末。
そんな主人公が直近の兄(恋人持ち)との死別もあり暗い帰路についていた所、自分へ好意を向ける幼馴染と再会し、怪物(ひにちじょう)を突如プレゼントされ――!?
濃厚な世界観設定を組み合わせ奇抜なジャンル「現代学園異能」で描いていくストーリーは人払いの結界、政府組織〇〇n課といったジャンルで馴染みのあるパーツを使いながらも独特な光景をこちらに見せてくれるし、ヒロインも【オタクに優しいギャル四段】(?)な兄の恋人の敬語系ギャル、ミズキなど個性逞しき少女ばかり。「現代学園異能」なら期待したい異能成分もちょっとニヤリな命名規則が敷かれていたりとカッチョ良さ・オリジナル異能妄想したさの点で抜かりないので、この令和の「現代学園異能」をみんなに読んでほしい……!!