企画に参加し、作品を提供していただきありがとうございます。
１から５話まで読ませて頂きました。

作中に出てくる肉屋のバドシールという英雄が主人公なのだと概要を呼んで想像していたのですが、ある男が村の子供に英雄譚を語って聞かせるものだったので、斬新で面白いと思いました。

基本的にバドシールという英雄の物語を語り聞かせる形なので、語り手の男の周囲の様子というのはあまり書かれてはいませんが、途中で聞かせている子供や保護者に対して話している部分から、何となく察することができて、またそれがコメディな雰囲気なのが面白かったです！

近しいもので言えば「バキ」と呼ばれる格闘漫画の描き方でしょうか。
あの漫画では主人公やライバル達の戦いの様子を一般人からの視点でよく描いたりするのです。まるで戦いを見た印象をインタビューするみたいに。
あの描き方が個人的には好きで、この作品にもそれと似た感覚がありました。

また４話にあった「豚を丸ごと茹でるときに、皮に小さな穴を開ける」という肉屋ならではの、ちょっとしたうんちくも面白かったです。真偽は調べたところ分からなかったですが、肉屋というキャラクターを引き立たせる上では良かったと思います。

長々と書いてしまいましたが、改めて私の企画に作品を提供していただき、ありがとうございました！
良きカクヨムライフを！