祖母の家に家族で通っていた語り手は、拝み屋として多くの人を救う祖母を見ながらも、どこか懐疑的な気持ちを抱いていました📿✨
そんなある日、三年間失踪した夫の行方を尋ねに来た母娘の相談が始まります。娘は語り手のクラスメイトで、突然身近な人の重い事情を知ってしまう場面がとても印象的でした😳💧
祖母は祈祷の末、「港湾で働いており、今週中に帰る」と告げます。語り手は半信半疑どころか、ほぼ信じられない気持ちで一週間を過ごします😰🌀
しかし本当にその夫が帰宅し、家族そろって祖母にお礼を伝えに来る――その瞬間、語り手の中で “神仏の不思議” が現実のものとして立ち上がります🌟🙏
拝み屋として淡々と人々の苦しみに寄り添い続ける祖母の姿と、語り手の心が揺らぐ瞬間が丁寧に描かれ、ノンフィクションならではの重みと温かさが胸に残る作品です📘💫
①では祖母の話を聞いていた側だったが、②では作者自身が「見てしまった」話になる。
宗教嫌いの父親の影響で神仏の不思議に懐疑的だった高校生の作者。こたつに家族で入りながら、隣の道場からヘビーな相談が筒抜けで聞こえてくる日常。そして偶然に、失踪した夫を持つおばさんの連れていた娘が、自分の隣の席のクラスメイトだと気づいた時の焦り。
祖母は「今週中に帰ってくる」と言った。三年も失踪していた人間が、一週間で。
そして本当に帰ってきた。しかも神様が言った通りの場所で働いていた。
「うそやろ! プラシーボじゃ無理じゃん! 」
この一行に全てが詰まっている。信仰の話でもホラーでもなく、ただ目の前で起きた話として淡々と書かれているからこそ、重さが違う。①を読んでからこちらに来ると、さらに響く。