物語の悲鳴から始まる抵抗の痕跡は、夜の中に隠されているのかも知れない。
もし物語が一つの人格を持った存在であるとするなら、定まっている結果、それを繰り返す流れに抗いたくなるのかもしれない。
その先に自由で未知の話の続きを、自ら生み出そうとするのかもしれない。
そんな風にも感じながら読ませていただいています。
けれども、ここまで読んできた中で私が一番強く感じたのは、物語の中での出来事がその世界の現実であること。
一種、物語と現実の境界が薄まった印象を受けたことです。
これから先、物語と現実の境にいる主人公がどうなっていくのか。
手に汗握りながらまだまだ続きを追いかけたいと思います。