1日目⑥
スキルの選択も終わったので、ダンジョン探索を再開する。
入口から直進し続けたがどうやらここが直進ルートの終着点らしく目の前にはどう見てもボス部屋に繋がっていそうな扉がある。
だが左右にも通路が存在しており、ゲーマー気質のせいかは知らないが、全てのルートを回らないと気が済まない大地はまず左側のルートを進む事にした。
それから暫く探索を続けたが得られたのは計10体のゴブリンからドロップした6本の木の棍棒だげだった。
しかもどうやらダンジョン入口に戻って来てしまった様だ。
恐らくどの分岐を進んでもあの扉の前に辿り着く様になっているのだろう。
それならばさっさと右側のルートを探索するとしよう。
相変わらずゴブリンしか出現しないみたいだが今回はなんと、木の棍棒に混じって透明な小指の先程の石の様な物がドロップした。
鑑定してみる。
無属性魔石(小)
…属性を帯びていない魔石。
アイテムの強化に使用出来る。
もしやと思いつつ、収納リングに近づけて使用すると念じてみると、魔石は崩れる様に光の粒になり、収納リングに吸い込まれていった。
収納リング+1(0/2)
…収納可能アイテム数11
どうやら予感は正しかった様だ。
今後は魔石は慎重に使用する様にしなければならないだろう。
かなり重要なアイテムの用だ。
他にも属性付きの魔石も存在するらしいし今後が楽しみだ。
探索を再開し、例の扉の前に到着した。
道中10体目のゴブリンを討伐した際にレベルが3に上がった。
ステータスを表示する。
名前:猫塚大地
種族:人間
性別:♂
クラス:『獣使い』
レベル:3(0/30)
MP:120/120
筋力:12+2
魔力:12
耐久:12+2
敏捷:12+2
持久力:12+2
スキル:『ステータス閲覧』、『テイム(獣)』、『意思疎通(獣)』、『鑑定Lv1』、『身体強化Lv1』、『斬撃強化Lv1』
SP10
新しいスキルを入手するか、既存スキルのレベルアップを選ぶべきか、10分ほど悩んだ結果、身体強化のレベルアップの為、SPの温存を選んだ。
鑑定スキルを使用し、持久力強化の詳細を調べると持久力の能力値を20%上昇させるとの事が分かった。
それなら現状は、身体強化のレベルを上げた方が上昇する総能力値が高いので身体強化のレベル上げを優先
するのが効率的だろうと判断した。
獣使いなのに戦士スタイルに寄りすぎな気がしなくもないが今は考えない様にしておこう。
そんなこんなで準備が整ったので、いよいよボス戦に挑むとしよう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます