【裏側の世界】冬期''
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45.謎の依頼篇01「城での新年の祝宴」
「ぇ…ぇ'' …これより、ヴォン・ナ・ニィ・ェン・ラヴェルを始めます。
ロヮイェからお言葉を頂きます。
では、デュインマルクス様お願いします。」
「皆、よく集まってくれた。
遠方からもいるだろうな…。
このラヴェルは、この帝圀を支える様々な者達の交流の為行っている。
この帝圀は、リオンヌ、ラメット、シャルタル、ラビュタン、ュグド、この“5国で1帝圀“だ。皆、また新しい太陽が昇るまで、よろしく頼む。
楽しみだな…リオンヌは、良いポメルがたくさん採れるだろうな…。
シャルタルは暖かくなれば、いろんな物が捕れるだろう…。
ラビュタンは採掘に励んで欲しい…。
ラメットはビュアを渡り珍しい品を持ち帰ってくれるのを楽しみにしている…。
…ッ話が逸れたな… !
ンッンン''ッ!とにかく、どの国も帝圀に良い品を捧げる様に。
共にこの帝圀を豊かにし、安全で住み良い圀にしていこう。」
「フフフ、まぁマルクス様たらっ…。」
「なんとも…好感を持てるな。」
デュインが心の声をただ漏れさせたおかげで場が和んだ…!
「では、ディユンマクベス様。」
ガッ キンッ
「気を引き締めよ。新しく太陽が昇った。
この帝圀は、“5国の繋がり“で成り立っている。
今日は4国の遠くからの来訪者も、多い事だろう。
今1度、繋がりを確かめて欲しい。
そして、決して『ソノ繋がり』を絶たぬように。
以上だ。」
ぉおい!ディユン‼︎威嚇し過ぎだっ…‼︎
4国のお偉さん達がすっかり縮こまってしまっているぞ…!
「ぁ…では、今夜は皆さん楽しんで下さい。」
嫌だぁあ…新しく太陽が昇るたびぃにぃ…。
「…私は、挨拶まわりに行って来ますぅ…。」
はぁあぁ、[アノ時間]が来てしまった…。
「しっかり頼むぞぉ!ディメットサマぁ!!」
にやにや
…デュ、デュインめぇぇえ!
私がこの日が、苦手なのを知ってるクセにィィイ!
「ハハハ!久しいな、ディメット!」
「あぁあ!キィスワィヤ様!
ご無沙汰しておりますぅ。ヴォン・ナ・ニィ!」
「ハハハ!どうした?!
すっかり可愛いらしくなりよって。
昔はあんなに尖っていたのに。
…××だったし、△△なんて時もあったぞぉ?」
にまにま
「ハヮワ!やめて下さい!
恥ずかしさで張り裂けそうです!」
この人はシャルタル国のディム。
シャルタル国は森深い国なので、特別な事以外での出国は凄く珍しい。
このたび、挨拶に来て下さったのだ。
シャルタル国ブルメルのァントヮアジュだったので、私もデュインもお世話になった。
……ただソレを良い事に会うと必ず、からかってくるから苦手だ。
…ハァ。
「「ディメット様!!ヴォン・ナ・ニィ!」」
「珍しいラァヌを仕入れましたよぉ!」
「私はメダシンを!」
「ハァ…私に売り込んでも無駄だぞ。」
「いぃえ!ディメット様に使っていただきたいのですぅ!」
「そうです!そして、効果のほどを試して!」
「「国々で使っていただきたいのですぅ!」」
あぁ、そう言う事か。
「今度な、今度。」
風の様にその場を去った。
「「ディメット様ぁ!ヴォン・ナ・ニィ!!」」
「ヴォン・ナァ・ニィ!美しいマドマァジュ達!」
「わたくしと踊って下さァい!」
「いいですよ。」
あぁ、愛想笑いが疲れる。
…だから、ラヴェルは苦手なんだ!!
でも、私はロヮイェのァントヮアジュである前に1人のディム。
ェルデン・ディンで働くディムは、絶対参加。
コレは、ディムの務め‼︎
“ェルデン・デェインで働いているディム“ってだけで大変なのに、“デュイン様のァントヮアジュ“ …こう言うラベェルの場では恰好の餌食。
リオンヌ、シャルタル、ラメット、ラビュタン4国からのお偉いお客…。
何かしら、商売に繋げたいラァセルやメダシル。
気に入られようと寄ってくるマドマァジュ達。
「次は…ぁあたくしと踊って下さい。」
「喜んで!」
愛 想 笑 い が…。
ソレにしても寒いなぁ…。
この時期ュグドは雪深い。
シャルタル国よりは雪は少ないが。
もうカーヌ川は凍っているだろうか?
凍っていたら、いろんな店が出ているだろうな。
カーヌが凍るメィティァにデュインとディユンと私で連れて行ってもらっていたけど、楽しかったなぁ‼︎
たくさんキラキラしていて。
その年頃の私には、珍しいと思う物がたくさん売ってたんだ‼︎
美味しい食べ物も…‼︎
「ディメット様ぁ?どうされたのです?お考え事ですかぁ?」
「あぁ、すみません!」
疲 れ た。
早く終わってくれぇえ‼︎
「ヴェルな足運びでしたわ。」
「褒めて頂き光栄です。」
「ディ…!ディメット様、次は、ゎゎわたくしとも踊って頂けませんか?」
もうっコレ以上無理だぁ‼︎
「光栄なお誘いですが…踊ってばかりでは、他の人にご挨拶が出来ません。」
「そ!そうですわょね…。」
「またお会いできたら…美しいマドマァジュ。」
ハァ…愛想笑いからは解放された。
けど。
私には、ソレ以上に心配な事がある。
でも、立場上ソノ問題を公には出来ない。
何か…密かに調べる方法はないだろうか…?
「ォッホホ…ええ、凄いんですよ。私のデュッティ〜は…。
どんな問題でも解決してしまうんです…ホホホォ!」
ん?ん!ん‼︎今の話は⁈
この人は確か…メダシィナ・ダントン⁈
帝圀1番のェキュリァン・メダシィナと言われている人だ。
そして、前ロヮイェ様よりェキュリァンを賜った。
いろんな国でメダシィナの育成に努めてくれている
「ダントン?今の話は…?」
「ぉおや、これはこれは。
ディメット様…ご興味がお有りで?
お困り事があるのですね…なら、ココに手紙を送ってみると良いですよ。
私のデュッティ〜がなんでも解決しますよ!ホホホォ」
『口外する事はない。おすすめです。』
やったァア‼︎思ってもいない所でやっと調べる方法を掴んだぞ。
でも、ダントンが信じていても…私は、簡単にはいかない。
作戦を立てなければ…。
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