面白い
日常の小さな発見を五七五に込めた作品と出会った。その時、思わず自分の毎日を振り返ってしまった。昭和の年賀状や赤べことの対話、木の根元をつつく小さなキツツキまで、見過ごしがちな瞬間が愛おしく描かれている。364話という継続力に驚きながら、一話一話に込められた優しい観察眼を感じ、心がほっとした。私もまた、身近な日常にこんな詩情が潜んでいることを思い出した。
日記のような短歌や俳句集。とにかく継続する力が凄くて、日常のあれこれや四季の移り変わりまで丸ごと記録されている。総文字数10万字!見落としてきた日常を代わりに見つけてくれる。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(68文字)
日常の些細なことですが、クスって笑ってしまう、共感してしまう。観察眼、素敵です!
こんなに短くって面白いなんて反則なんですよ。(あやかりてえ)
詠み手の日常での「気づき」がそのまま読者の「知恵」となり、しかもクスッと笑えるような、素敵な作品です。「やめられない、とまらない」とはまさにこのことです。スクロールの指が止まりません。
日常を描いたほのぼのとしたく品が多い句集です。一句ごとに解説がついていて、そちらが楽しめる点も良いですね。
普通の日常の、ふとした気づきにハッとしたり、時にはニンマリしてしまう。 平凡な毎日も、それほど捨てたものではないと、思わせてくれます。
小学生の頃、つくしを採ってくると、母がおひたしかなにかに料理してくれました。食べたらもの凄く苦かったおぼえがあります。
詠んで納得、五七五で見事に表現しています。
ちび◯子ちゃんの友蔵、心の俳句みたいな、クスッと笑える新しい感じの五、七、五、です。