過去の大作ファンタジーを彷彿とさせる王道な物語
- ★★★ Excellent!!!
かつて戦士を目指していたが諦めた主人公が、受験してもいない戦士学校に何故か合格したことになっていて──という導入から始まる本作品は、ハリー・ポッターや指輪物語などといった大作ファンタジーに通ずる空気を纏っている
特別な才能を持ち、特別な立場に立たされるが、ただそれだけで最強になるわけではない
当たり前にそうなってしまうテンプレ展開こそが、よくよく考えてみれば歪である
本作品は、展開的にはテンプレをかすめるが、すぐにテンプレを否定して独自の物語を展開していくため、先を読むことができない
常に新鮮な読書体験が待っているので、飽きないのだ
骨太な王道ファンタジーをお求めの方は、是非一読を
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