誰も知らない猟奇殺人。巨大ショッピングモールは全てを飲み込み日常が続く

巨大なショッピングモールには様々な人がいる。買い物する人、そこで働く人、お店の出入り業者。様々な人が行き交うモールでの複雑な人間関係の中で、人知れず大変な事件がおこっていた。
探偵事務所を営む堀井比知彦【ひちひこ】は、エアコンの修理業者として探偵事務所に来た瀬田海斗【せたかいと】から、失踪した妹、さなりの捜索を依頼され、さなりが頻繁に訪れていたというショッピングモールで瀨田と待ち合わせをしていた。そこで偶然出会った殿村季依(とのむら きい)から、さなりの他にも、同じ頃、同じ年頃の女性が失踪しているという事を知らされる。さなりを探す手掛かりが何も無く、依頼人の瀨田自身も諦める中、殿村季依の話に一縷の望みを託して、堀井は一人、さなりの捜索を続ける。証言者ごとに微妙に違う認識。証言をもとに事件を追って行く堀井だが 迷宮入りの様相を呈してくる。しかし、誠実に事件を追う堀井を、神様は見放さなかった。証言で得た情報の場所に向かうために乗ったバスから、堀井が見たのは…

ショッキングなプロローグ 一癖ある登場人物達 堀井はさなりを見つけられるのか?
グロテスクな物が苦手な方でも読める作品です。 

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