2024/10/1 パトリック・コービンの6年1億4000万ドル
MLBのレギュラーシーズンが終了しました。
大谷の成績や、あるいは本日急に入ってきたピート・ローズ氏の死去の報道なども気になるのですが、コービンが契約満了した話題に触れることにします。
エンゼルスにドラフトされてダイヤモンドバックスで頭角を現したコービンは2019年にワシントン・ナショナルズと6年1億4000万ドルの契約をかわしました。
その1年目は防御率3.25、14勝7敗でチームのワールドシリーズ制覇に貢献。
2年目以降は、
2020:ERA4.66・2勝7敗(コロナで60試合の短縮シーズン)
2021:ERA5.82・9勝16敗(最多敗戦)
2022:ERA6.31・6勝19敗(最多敗戦Ⅱ)
2023:ERA5.20・10勝15敗(最多敗戦Ⅲ)
2024:ERA5.62・6勝13敗
と中々散々な成績で、今季で契約満了となりました。
最終戦で同僚のジェイク・アーヴィンが14敗目を喫したので4年連続の最多敗戦は免れたということです。
多分、次にコービンを取ってくれるチームはないか、あったとしても相当に厳しい契約になると思います。
ただ、では「コービンの6年1.4億ドルは高すぎたのか」というと、個人的にはそうとも言いづらい。私はナショナルズファンではないので外野発言になりますが、「決して悪い契約ではなかったのでは」とも思います。
というのも、1年目に優勝しているので。
ナショナルズのような優勝狙って当たり前と言いづらいチームで優勝に貢献しているというのは中々のものです。
しかも、2年目以降は本人も酷いですがチーム全体が酷いので「コービンさえ良ければ」という状態でもないんですよね。もちろんコービンの投球は成績通りに酷いものですが、再建中の中で成績度外視で投げさせている面もあるのでマイナスかというとそうとも言いづらい。
何ならエース格のスティーブン・ストラスバーグは2019年以降8試合しか投げられず、2年前に引退しましたが契約自体は残っているようなので2026年まで2400万ドル近くを受け取ることになります。
投げることすらしないストラスバーグと比べれば、投げている分コービンはマシです(しかもストラスバーグより安いし)。
ついでに言うならこの年の活躍が評価されてエンゼルスと高額契約結んだアンソニー・レンドーンは以降鳴かず飛ばずで死刑囚扱いになっております(^^;)
ストラスバーグとコービン、この2人が揃って低調になったためにナショナルズは冬の時代を迎えたと言っても良さそうですが、それでも活躍がズレてどちらも優勝できないよりは、一緒に活躍して優勝してくれた方が良いというもの。
残りの期間活躍できなかったのは事実ですが、チームの戦力でありつづけたのも事実であり、十分価値があったのではないかと思います。
日本ではスワローズの山田哲人が近いですかね。
契約前の時点で既に下降線になりそうに見えただけに7年40億円は相当ギャンブルを伴う契約でありましたが、結果的にはこの契約は成功だったと思います。
何故なら最初の2年優勝したので(日本一にもなったし)。
もちろんずっと活躍してくれるに越したことはないですが、そうもいかない世界。
優勝してもらうために沢山払っているわけですので、優勝したのなら、ある程度は評価してあげるべきなのでは、とは思います。
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