　7月くらいから「シカゴ・ホワイトソックスが負け続けている」という話を何度か見てはいましたが、気づいたら歴史的な勢いで負けているのだとか。

　本日の敗戦で114敗目。

　1920年以降の最多敗戦記録は120。

　ホワイトソックスの残り試合数は15で、現時点の勝率を考えればこの残り試合を10勝5敗と行くのは考えづらく、並ぶどころか更新しそうな勢いです。

　この以前の記録に関しては新規創設直後のメッツが記録したものなのだとか。

　新規創設チームというのは大抵弱いもので、他所の余り物で作るしかないのが定番。例えばＮＦＬでも創設直後のバッカニアーズがシーズン14戦全敗という記録を作りました（2008年にライオンズが16戦全敗で塗り替えた）。楽天イーグルスも大変でしたね。

　ホワイトソックスはもちろんこれには該当しません。

　それどころかむしろ、敢えてそうしている感もあります。単純にチーム再建を徹底的にやってしまった結果こうなった感じ。

　元々、前年の2023年に主力格をトレードで出して若手を獲得し、この年も101敗しています。

　今年も引き続き再建モードで、負けまくっていますが、夏には売れそうな選手を若手選手とトレードしているので徹底しています。当然、今季のチーム力は悲惨なことになってしまいますが、代わりにファーム組織には優秀な若手がいるので2、3年後にはまた浮上してくるかもしれません。

　ホワイトソックスはカブスに比べると人気もないので、仮に記録を更新しても暴動の心配も無さそうというのはありそうです。負ける時にはドライに負けまくれ、という感じですかね。

　もっとも、優秀と見込んだ若手がダメだった結果、再建からの脱却に失敗してもう一度再建なんてケースも多々あるんですけどね。果たして来年以降浮上できるのでしょうか。

　そして、今季はどこまで負けを増やすのでしょうか。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい