創作とは孤独の営みだと思います。
支えてくれる人や応援してくれる人はいれど、やはり完成というゴールまでは基本的に一人です。何百回もの孤独な夜に、創作者は一人で潜らなければなりません。
そうして時間と努力を注ぎ込んで生み出された作品……でも決して評価されるわけではありません。むしろ、日の目を浴びることもなく沈んでしまうのが大半です。
しかしそれと同時に、誰一人からも見つけてもらえないわけではありません。数千数万のファンはおらずとも、物語に対して真摯に書き続けていれば数人の読者が足を止めることがあります。
孤独な創作者にとって、これほど嬉しいことはありません。作品まで“孤独”でないということは、創作者にとってこれ以上ない救いです。
この心温まる物語を読んで、そのことをとても実感いたしました。
物語を愛するすべての人たちへ……
そこには読者だけでなく、作者も含まれているのだと思います。
創作に悩み、立ち止まり、それでもなお創り出すことをやめないすべての方にオススメしたい作品です。