47 夢の国は銭の国(4)

 夢の国に行くのに必要なアイテム。


 純粋な心……ではありません。


 銭……大事でした。


 が、それよりも、もっと、もっと、必要なものがありました。


 それは…………




 スマートフォン!




 スマホ操作ができないと夢の国で生きるどころか、入ることすらできません。

 コロナ以降、地方ではスマホないヤツ生きていけない、車ないヤツは診察してもらえない……ような雰囲気が漂っていました。

 あの時は「車の中で待機していてください。順番がきたらスマホに連絡入れます」だもんね。そういう前提なら支給しろ!


 ……とまあ、世知辛い夢の国もいつの間にか、スマホ世界になっていました。


 入場はアプリを経由したQRコードを読み取りです。

 もうチケットホルダーは過去の異物となっていた!

 うそでしょ?


 そもそも、チケット購入のフェーズから試練の連続でした。


 アプリをインストールしたくない私は、娘っ子にチケット予約を依頼。

 さて、クレジットカード決済……となった時点で、エラー画面がご登場。


 限度額までの買い物はしていないのになぁ、と思いつつ、他のカードで再チャレンジしてもエラー画面。

 何度やってもエラー画面。

 しつこいくらいにエラー画面。


 心が折れそうになったとき、もしかして、アプリの登録名とクレジットカードの名義が違うからかも?

 ということに気づき、私もアプリをインストールすることに。

 すると購入できました。


 万歳!


 と、喜んだのもつかの間、チケットはアプリの仕様上、1日分しか購入できず、残り2日分の操作が待っていました。

 そしたらなんと、転売防止のため、クレジットカードにロックがかかった!


 ロックを外すにはクレジットカードの会社のWebサイトに行き、ログインして……メールアドレスやら携帯番号やらを入力して(できるだけ、こういう個人情報をネットには入力したくないのに……)何度か失敗しながら、ようやくロックを外すコツはつかんだが、めっちゃ鬱陶しい。

 時間泥棒め!


 もう、この段階で己の脆弱ぶりが骨身に染みました。


 旦那が買ってきた紙のガイドブックを見ると、なにやらアプリの便利な使い方が載っている。

 が、誰も読まない。

 購入した旦那すら読まない。

 なぜ、本を購入したのか謎です。


 で、なんの予備知識もないまっさらな状態で夢の国に行くと、悪夢が待っていた。


 ファストパスどこにいった?

 え? スマホでできるの?

 ショーとか食事の予約も?

 じゃあ予約しようか、ってボタン押しても、お待ちくださいの画面が延々と表示され、アクセスできない!

 園内マップもスマホで確認?

 グーグルマップの青い点が自分たちのいる場所?


 私、地図は進行方向を上に向けないと迷うヒトなのですが?

 現在地わわかっても、どっちに進めばいいんだ?

 ナビしてくれ!


 初日の前半は娘っ子と娘っ子の彼氏と一緒に行動して、スマホ(アプリ)操作を学びつつ……マスターできないうちに、別行動になってしまった。


 スマホは持っているだけじゃだめ。

 使いこなせないと、ただの薄い板。

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