第2話【交流イベント開催】
-翌日・体育館にて-
「みなさんおはようございます。」と壇上にて速水が話始めた。
「昨日各担任からお聞きになったかと思いますがいまから行う
この学院の初イベント【交流イベント】を開催したいと思います!」
速水がイベントの開催を宣言すると同時に速水は壇上から降り代わりに教頭の峰隼也が壇上に上がりイベントの説明を始めた。
「まずこのイベントの目的はお互いのことを知ることです。ですので今日誰かと恋人関係にならなければならない、ということではないので気楽にしてください。早速イベントのルール説明ですが、今から君たちには4人1組のグループに分かれてもらいます。そのチーム分けはクラスごとに、こちらで分けさせてもらいました。グループごとに適当な場所に固まったら各自好きなように話てください。ルールは以上です。」
説明を受けた生徒たちは各担任が表示したグループに分かれ交流イベントを始めた。
-とあるグループ・☆-
「まぁ〜、とりあえず自己紹介していこうぜ!まず俺から!名前は仁田輝。」と金髪が目立つ明らかにハーフであろう顔立ちの男子生徒が自身の名前を言うと輝の向かいに立っていた黒髪で右側にポニーテールをした女子生徒か「輝?」と驚いた表情でそう発した。それに対し不思議そうに女子生徒の顔を見た輝は驚いたように「お前、、美沙か?!」と言った。すると赤髪で目がきつい男子生徒が「なんだ、お前ら。知り合いなのか?」と聞いた。それに対し輝が「あぁ、中学の時3年間同じクラスだったクラスメイトだ。、、、なっ!」と笑顔でその女子生徒に話を振った。「えぇ。、、、改めて。私の名前は真鍋美沙。で、私の隣にいるのが、」と横を指すと透き通った水色でハーフツインお団子の女子生徒が「わ、私は、、、宮下静帆と言います。よ、よろしくお願いします。」と言った。最後にさっきの赤髪の男子生徒が「俺は九条雷。輝とは小4からの幼なじみだ。よろしくな〜。」と自己紹介をした。あらかたお互いの自己紹介が終わると輝が「美沙と静帆ちゃん、は前から知り合いなの?」と聞いた。「えぇ。中1からの親友よ。」と美沙が答えた。「そうなんだ。、、、あ、あのさ、この状況で言っていいのかわかんないんだけど、、」と歯切れ悪そうにもごもご話していると輝に少し苛立ちながら雷が「何だよ?言いたいことあるならさっさと言えよ。」と急かした。輝は深呼吸をすると「美沙、中学の卒業式に美沙が告白してくれて、嬉しかったんだ。ほんとに。でもあの時は先の不安とかそんなくだらないことで断ってしまって、ずっと後悔してた。だから、俺と付き合ってほしい。」と美沙に告白した。雷は少し興奮しながら「おぉ!お前やるな!」と言い、静帆は「よかったね美沙!中学の時仁田君のこと好きだったんでしょ。」と少し嬉しそうに言った。しかし、美沙が出した答えは「無理よ。」だった。その答えを聞いた美沙以外の人はひどく驚いた。「み、美沙、仁田くんのこと好きなんじゃなかったの?」「好きだった、ね。いまは何とも思っていないわ。」と淡白に答えた。雷が慰めるように「輝、ドンマイ。」と言った。「そうだよね、過去の話、だよね。」この後輝達は気まずい雰囲気になった。
-とあるグループ・♪-
「まずは、それぞれ自己紹介しようか。」とセンター分けで茶髪の男子生徒が言った。それに答えるように向かいに立っていた茶髪のツインテールの女子生徒が「そうだね!私の名前は川本舞柚。隣にいるのは。」と、隣を指した。「わたくしは桃宮心音と申します。舞柚ちゃんとは中学2年生の時からの親友ですの。」と上品な口調で話した。次に最初に話を切り出した男子生徒が「僕の名前は斎累楓。よろしくね。」と言い、楓の隣に立っていた男子生徒が「ぼ、僕は、雷龍黒、です。よろしくです。」と言った。このグループは自己紹介をし、簡単な雑談でこの時間を終えた。
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