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拾い屋

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九文里

おすすめレビュー

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★★★
★12
4人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 銀猫
    483件の
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    ★★★ Excellent!!!

    自殺現場に佇む謎の男――彼は何を“拾う”のか。

    十代の自殺が相次いで起こるなか、新聞記者の丁字理子は、現場写真に必ず写り込んでいる一人の男に気づきます。

    目深に被ったバケット帽、顔を覆うもじゃもじゃの髪。

    なぜ、彼は死の現場に現れるのか――。

    理子がその足取りを追うほど、初めは点在していた不可解な出来事が少しずつ結びつき、物語はこの世ならざる領域へと踏み込んでいきます。

    静かに忍び寄る怪異の怖さがある一方で、勝ち気で行動力のある理子と同僚・瀬皮との軽妙なやり取りには、思わず頬が緩む場面も。恐怖とユーモアが心地よい緩急を生み、全13話を一気に読ませてくれました。

    そして読み進めるにつれ、「拾う」と「捨てる」という言葉が、次第に異なる意味を帯びていくところも本作の大きな魅力です。

    自殺現場に佇む謎の男は、そこで何を見つめ、いったい何を“拾って”いるのか。

    ぜひ丁字理子とともに、その正体を追ってみてください。

    • 2026年8月30日 16:28