うたた寝の記憶に絡まれて

趣味であった事が最近手につかない主人公。そのひとつである物語を描くことを進めみようと試みるが、中々手につかない。
生活もめんどくさくなり、バイト以外の時間は怠けた日々を過ごしていた。
だがある日、知り合いに訳アリな別荘を紹介される。その普通じゃあり得ない不思議な話にいつの間にか、惹きつけられていく。
主人公の訪れと、そのカノジョがここに興味を持つことも、さも決まっていたかのように物語は進んでいく。

これは密かに、ひっそりと進む、柔らかな日々のお話。

そしていつか、主人公が新しい物語が描ける時まで続く話。

その別荘は待っている。
その味を待っている。
いつかいつかと、待っている。