第23話 ひるくん

私はベランダでよく中庭を見ていた。

花が咲いて綺麗だったから

私のクラスの向かい側は特進クラスで頭のいい子のクラスだった、そこには、(ひるくん)と言う子がいて、友達だった、ひるくんもよく中庭を見ていて、たまに、手を振ったり振られたりした。ひるくんのことはよくは、知らなかった。


友達に「ひるくんが話があるから

しおの連絡先知りたいんだって」

と言われ

私は連絡先を教えた。

ひるくんから電話が来た。

告白された。

私は断ろうと思ったけど

彼には美咲がいて、私は1人

ゲームにしても私の方がフリだ

ひるくんと付き合えば対応になる。

私はそう思い、ひるくんに

「少し待って」と返した。


次の日私は、学校でずっと考えていた

誰もいないクラスに入り1人考えていたら悲しくなった、ひるくんを利用するみたいで嫌だなと、ゆう気持ちと

美咲と彼がいるのを見ているのが辛かった。

ただ彼に遊ばれているだけかもしれない、だけど私はもう彼が好きだ、好きで仕方なかった。誰にも言えない、誰にも相談出来ない。

好きだと、言ってしまいたい。

彼は私の事をどう思ってるんだろう?

私は、彼のオモチャに過ぎないのかな?

彼も私を好きでいてくれる?

私はどこかで

(本当は美咲より私の方が好きで、私の方が愛されてる)と思っていた。

だけど、ゲームだからかもしれない。

私は苦しくて悲しくて誰もいないクラスで泣いた、誰もいないから思い切り泣いた。

廊下を人が歩く音がした。

私は急いでトイレへ駆け込んで泣くのを辞めた、そして、ひるくんと付き合うと決めた。



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