第18話第2ラウンド

そんなことがあってから一週間以上が経とうとしていた。


闇野(もう一週間経ちそうなのに全く音沙汰がない)


闇野「天使?」(もう何度も声をかけているが天使も無反応だ)


闇野「どうなってんだ」


桜木「それは、あのゲームの話かな?」


闇野「ふぇ?!って先輩ですか…びっくりさせないでください」


桜木「すまないね少し驚かしてみなくなってね」


闇野「そうですか」


桜木「それより君こんな所でなにしてるんだ?」


闇野「見ればわかるでしょ?走り込みです」


なにを隠そう今日は土曜日で本来なら先輩と会う事は無いはずなんだが…


桜木「君がそういう事をする性格だったとはな知らなかったよ」


闇野「体力無くて死にかけた事あったんで死なないように鍛え始めたんです。先輩はなぜ?」


桜木「私はこれでも弓道部主将だぞ?これくらいの事はしないとな」


闇野「真面目な事で」


桜木「どうせなら一緒に走るか?」


そう言いながら先輩はスピードをどんどん速めていった


闇野「いやついて行けるわけ無いでしょ…」


そうツッコミを入れた頃には先輩は遠くえ行っていた。


桜木「やっと来たか」


闇野「先輩…はや…過ぎです…」


桜木「少し息を整えろ。もう少し付き合ってもらうぞ」


闇野「はぁ?」


それから先輩に地獄のランニングに付き合わされた


闇野「やばいちょっと吐きそう…」


桜木「よくついて来たな、これは先輩からの労いだ」


そう言うと先輩はペットボトルのお茶をくれた


闇野「ありがたく頂きます」


桜木「あっ待てそっちは…」


闇野「ゴクッなんですか?むせるとこっだたでしょ」


桜木「そっちは私のだ//」


俺が飲んだペットボトルをよく見てみると明らかに俺の一口より多く水が減っていた


闇野「……まっっっっっじてすいません!!疲れてて、いやほんと不快な思いをさせてまして」


桜木「一回あちつけ、じゃなくて落ち着け!気にしてないから、な?」


そんなハプニングもありつつ俺は家に帰った。ペットボトルちょっと甘っかた


闇野「はぁ〜〜〜疲れた。」


俺は帰宅後最後の力で風呂に入り、今ベットで力尽きていた


闇野「やっぱ先輩も音沙汰なしか〜」


           〜〜〜〜〜間接キスの後〜〜〜〜〜


闇野「そういえば、先輩はどうですか?天使と連絡つきました?」


桜木「いやこちらにも連絡は来ていない」


           〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


闇野「本来一日一回のハズのゲームがもう一週間も来ていない明らかに何か異常が起こってるはずなんだけど……」


そんな考え事をしているうちに俺は眠ってしまった


???「…て」


???「…きて」


闇野「もう少し寝かせてくれ」


神姫「起きろ!!!」


闇野「!?えっなに??どこ?」


桜木「どうやらゲームが始まったようだぞ?」


闇野「先輩、それに神姫さんもそれに剣に雲隠くんも」


二人は軽く会釈した。


桜木「どこという質問に答えるのであれば…分からないだ」


周りをよく見てみると森型の


闇野「迷路…?」


剣「そのようだが…俺が気になるのはどうして俺達が一緒にいるのかというところだ」


!?俺は思い出したかのように戦闘態勢をとった


雲隠「おい、なにをしている?俺達は協力関係を築いたはずだ」


闇野「いやついいつもの癖で…」


剣「俺も斬りかかりたい所だがな、状況が状況だ俺にもそれくらいの理性はある」


闇野「状況って…ここどこの国の何?」


剣「それが分からないんだ、というかおそらくここはどこの国でもない」


闇野「確かにそれは異常だな」


今までは必ず現実に存在する場所だったはずだ、やはり運営に…


アナウンス「これよりゲームをスタートします。今回のゲームは迷路からの脱出です。」

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