第2話梅雨

 まいとし時期になると梅雨になることになっている。

梅雨になって雨が降らないと田植えをする農家やダムには水がなくなるのでたいへん飲み水にこまることになる。

ことしはだいじょうですよと気象台のひとは胸をはっていった。

たしかに梅雨入りのはじめはどんよりしたくもり空でいまにも雨がふってきそうな天気がつづいた。

でも、いつまで待っても雨はいっこうにふってこなかった。

どうなっていますか?気象台に電話がさっとうした。

いそいでしらべてみると日本中をおおきな円盤がおおっているのがわかった。ぜんたいが透明なビニールのようなものでできていていままで見たことがないおおきな物だった。さっそくせいふのエライひとが円盤のもち主とこうしょすることになった。あのう少しうごいていただけないですか?なかなか話しはすすまない。ことばのこととか円盤の持ち主が病気だったりとか通信の不具合で話したことの返事がくるのはひどく時間がかかった。とてもいらいらする時間がどんどんすぎていった。



いつか日本中は梅雨明けになっていた。

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