行動力お化けなヒロイン・ラナが、幼馴染のユーリについて行くために拳闘士を目指す、明るく勢いのあるラブコメファンタジーです。
まず、ラナの一人称がとても楽しいです。
本人は完璧な戦略のつもりなのに、周囲から見ると完全に力業。けれど、その強引さが不思議と嫌味にならないのは、ラナの根っこにある想いがとてもまっすぐだからだと思います。
好きな人の夢を否定するのではなく、だったら自分もそこへ行けるようになろうとする。
誰かに選ばれるのを待つのではなく、自分の努力と行動で未来を変えにいく。
その姿がとにかく爽快で、読んでいて元気をもらえました。
また、ラナに振り回される弟のカイや、師匠になるコーザさんもとてもいい味を出しています。ラナの勢いを受け止める周囲の反応があるからこそ、彼女の魅力がより際立っていて、会話のテンポも最後まで楽しかったです。
笑えるのに、ちゃんと恋があり、努力があり、家族や師弟の温かさもある。
そして最後まで読むと、この作品のタイトルが本当にぴったりだったのだと感じます。
恋は叶うものではなく、叶えるもの。
その言葉にふさわしい、パワフルで可愛くて、とても気持ちのいい物語でした。
行動力おばけのヒロイン・ラナが、幼馴染ユーリの「冒険者になって村を出る宣言」をきっかけに、「じゃあ私もついてく!」と拳闘士を目指して突っ走る、主人公視点のパワフルな短編ラブコメファンタジーです。
まず、とにかくラナの勢いが気持ちいい!
恋愛のドキドキというより、「決めたら即行動」。弟のカイや周りの大人まで巻き込みながら、一直線に進んでいく姿が最高です。ちょっとズレてて笑えるのに、根っこがまっすぐだから嫌味がなくて、自然と応援したくなります。
しかもこの物語、そんな盲目すぎる主人公目線で描かれているのがすごく面白いです。こういうキャラって他人視点で描かれることはあっても、一人称でここまで突き抜けているのはなかなかない気がします。
バトルや修行のワクワクがあり、読後は元気をもらえる感じで楽しかったです♪