2次創作「沈丁花は井戸端会議を所望する」
牡丹です。最近、私の影が薄くなってる気がして悩んでます、ぐっすん。
祢禰「みな、今日の酒宴の余興はかくれんぼよ。ほれ、柳太郎が鬼をせい」
牡丹「ぷぷっ、河童が鬼とか面白すぎますね」
柳太郎「う、うるさい、牡丹! もう数えるからね、いーち、にーち」
みんな「わーい、隠れろぅ!」
柳太郎「ひゃーく、よし、探すぞう! えーと、はい、そこ瑞香さん、みっけ」
瑞香「あら、もう見つかってしまいましたね、残念です」
意外に勘の鋭い柳太郎は次々と遊楽や祢禰、花魁や侍女、ついでに加わった俥屋のごんろく、すけろく、さらには河童の佐平治まで見つけた。
柳太郎「よぅし、後は牡丹と轟天丸だな、はい、そこ! 轟天丸みっけ」
轟天丸「ふしゃぁああ、ふゅにん」
ああ、遂に轟天丸も見つかってしまった、次は私だ、どきどき、どきどき。
柳太郎「うーん、牡丹はどこだろう? いないなぁ、うーん」
ふふん、私を見つけっれないとは、まだまだ甘いな柳太郎の馬鹿め。
柳太郎「おかしいな? どこだろう? うーん?」
ん? おいおい、柳太郎、さすがにもう見つけていいですよ! 私はここ、ここにいるって! さっきから何度も真横を通っているでしょう! 座布団を被って部屋の隅にいるから!
柳太郎「駄目だ、わかんないや、よいしょ」
うぉい! 隣に座んな! お前、なんでわかんないんだよぉおおおおおお!
祢禰「これこれ、柳太郎、諦めるでないぞ」
柳太郎「祢禰様、だって難しいですよ、ほら、牡丹って影が薄いじゃないですか」
一同声を揃えて「「「それは確かに!!」」」
ぶひぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!
牡丹です。みんな酷くないですか。いいですよ、いいですよ、私は天井のしみみたいなもんなんです、もういいです、ぐっすん。
その後、牡丹は2時間程座布団をかかえて拗ね続けたそうな。
作者からの返信
ふくやまさま。
にゃははははは。牡丹さん、かわいい!
いや、たしかに。わたしも書きながら思ってました。なんか牡丹さん、薄いよね、って。ごめんね牡丹さん。
でも、ね……。へへ。
遊楽「牡丹。ちょっと、来い」
牡丹「……なんですか。能く見えましたね、わたしの姿」
遊楽「拗ねるな。いいから、そら」
牡丹「……これ、は?」
遊楽「来年の、鬼灯の特集の予定だ。書いてみるか」
牡丹「……え……いいん、ですか」
遊楽「あらすじ、読んでやる。いま書けるか」
牡丹「は、はい! ありがとうございます……やった、やった……ペンも持ってきた、よかった、ついてる……あれ」
遊楽「どうした」
牡丹「……なんか、書けなくて、ペン……」
遊楽「……なんだこの、薄いインク……どうすればこんなに薄くなるんだ……こっち、使ってみろ」
牡丹「……また、薄くなりました……」
遊楽「……おまえ……なんか、背中の影、薄くなってきたぞ……」
牡丹「……うそ、え……やだ……や……」
ぱさり。落ちる着物。
遊楽「……あれ、俺は……いま、誰と話していたんだ?」
遊楽さま、肝心なところで(笑)
でも、「本当の、私」って、呪いって。
気になることばかりです!
あぁ~本当に素敵な世界観(*>ω<*)!
作者からの返信
浬ちゃん。
まあ……ちょっと残念な、遊楽さんでした。
呪い。本当の、わたし。
さて。
世界観、嬉しいおことば、ありがとう!!