第2話 キモすぎて世界救済

…ブフォ!?


ここは…協会…?


キモオタが目を開けると、そこにはキモオタが生前違法サイトで不正ダウンロードして遊んでいたゲームで見た景色が広がっていた。


(これは…かの有名な「無限卍伝説最強物語ちょうつよいんだにょおれさま〜モテモテイケメンになってハーレムを築く転生物語」の冒頭ムービーに出てくる雑魚滅亡確定村の協会!?!?)


キモオタが動揺していると、協会の鐘が鳴った。


パチン


指を鳴らすような音が、誰もいない協会中に響く。


その瞬間、協会の隅にいたキモオタの体は冒頭ムービーと同じように召喚魔法陣show up キモオタの上に瞬間移動した。


「ようやく…召喚に成功しましたか…」


ふとキモオタが下を見ると、シスターのような服を着た女性が1人、魔法陣の横でたたずんでおり、それを取り囲むように多くの人がシスターに注目している。


(あ、あれは…!!!我が愛しのマイワイフたんのニョキミョゲルスたん❣️❣️❣️❣️)


キモオタが

顔を見上げキモオタを見る。


「あ、ドゥモw、ドハヒュw」ジュルル♪


女性と目が合うのは半世紀ぶりだったキモオタは、上手に話そうとしたが噛んでしまった。


「!?!?!!???!?」


キモオタと目が合った瞬間、シスターは白目をひん剥いて叫びながら泡を吹いて倒れた。


「まさかこれが…オイラの"異世界能力チートスキルだニョ"!?ドハヒュww」



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キモオタの俺が転生しても何も変わらなかった件 @nigoron256

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