第21話 おっさん古武道を習う
空手の語源をご存じだろうか?元々は唐手と言われていたが、その後徒手空拳の意味を表す空手に変化したと言われている(諸説あり)。
己の手足を武器とする武道である空手だが、実は武器も存在する。
有名な所では、取っ手の付いているこん棒のトンファー、先のとがった鉄の十手サイ、カンフー映画でおなじみヌンチャクや棒といった所だろうか。
もちろん、組手をするわけにはいかないが、大会によっては型の古武道部門があったりする。
本来、私の通う道場では茶帯かつ中学生以上からこれらの古武道の練習を行っている。私もそのうちなるのかな?と思っていたら、早々に練習に参加することになった。
今回はヌンチャク。型どおりに上下左右に振るのだが、これが中々難しい。そもそもおっさんなので、振る方向の順番が覚えられない。
しかもこのヌンチャク、失敗すると痛いのだ。基本的にわきの下や、肩の上、頭の上や股間などに振っていくのだが、体のかたい部分や金的にあたるとかなり痛い。
また、左右で持ち替える際に持ち手をキャッチしなければいけないが、ミスると爪に当たったりしてかなり痛い・・・。
型に関しては基本動作を知っているので比較的優等生だったが、古武道はかなり苦戦しそうだ。
ちなみに古武道の武器、特にサイに関しては持ち運びに注意しなければいけない。
なんでも、以前通っていた道場生が車にサイを乗せっぱなしにしていた所、運悪く警察の職務質問に引っかかって、館長に照会の電話がかかってきたそうだ。
銃刀法扱いになるそうで、きちんと収納し、使用しないときは自宅で保管がルールらしい。
また、初段の試験の際は古武道も審査の対象となるらしい・・・。不安しかないのだが・・・。
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