「正義」が絶対とされる世界で、死刑執行人の息子として生まれたテンプスの物語。魔王討伐から60年、勇者の正義が社会の隅々まで支配する中、必要不可欠な職業に就く父を持つだけで「悪」と断じられる理不尽が丁寧に描かれています。実力は確かなのに、出自だけで蔑まれ、教員すら見て見ぬふりをする陰湿な迫害。それでも静かに耐え、弟の成長を見守るテンプスの姿が胸を打ちます。「正義とは何か」という問いを、説教臭くなく物語の構造そのもので突きつけてくる筆力が見事です。華やかな弟と日陰を歩む兄の対比が秀逸で、この先テンプスがどう動き出すのか、続きが気になって仕方ありません。
読むか読むのを止めるか決めるのは第一章全部見てから決めてほしい。正直第一章は、???ってなったり、話が冗長に感じたりして魅力が伝わりづらい。ただそこ乗り越えたらあとは良い小説として読めると思う。良いところがいっぱいあるけど特にすごいと思うのが自分が読んだ時点では130万字毎日投稿されてること。章間すら全く止まらず投稿されていて恐怖を覚える投稿スピード、それでいてちゃんと話として成り立っていて面白いから本当にすごいと思う。ただその分誤字は他の作品より多いが気にならない人は全く気にならない程度。凄く面白いから是非第一章の最後まで信じて読んでみて欲しい。