眼鏡をかけた三つ編みオサゲの少女、早怜真実はプリンと謎解きが大好きな中学生だ。
彼女は地味で、謎な少女だが、彼女を知る者からはプリン探偵と呼ばれていた。彼女自ら名乗っているわけではないが、プリンを依頼料とした依頼を聞き続けたことから、プリン探偵の噂が広まっていた。
早怜はある日、夏瀬環から依頼を持ちかけられた。その内容はちょっとだけ特殊なある二人の態度についての話で——といったお話です。
プリン探偵、とても可愛いです。探偵やミステリ小説と聞くと、私のように読書経験が少ない方は、何か堅いイメージを感じるかもしれませんが、本作は所謂『日常の謎』(間違ってたらすみません)に分類されるようなお話です。
謎解きの部分はもちろん面白く、謎にまつわる人間関係や、謎を解いた後の心情の変化、そういった繊細な部分もとても面白かったです。
提示された謎に対して、解決が鮮やかだったため、読んでいてすごいなと思いました。短く、そして完璧にまとまったお話で、普段ミステリを読む人も、読まない人も、楽しく読めると思います。
可愛らしくて、素敵で、面白いお話でした。
ぜひ、ぜひご一読ください!
プリンと謎解きが大好きな少女に、同級生から依頼が入るところから物語は始まります。
早怜真実は普通の女の子。
なのに、プリン探偵として噂になっている注目の人物なのです。
(余談ですが、早怜と書いて「はやとき」と読む。こういうところに作者の遊び心を感じますね)
さて、同級生の依頼とは、
「よそよそしくなってしまった二人の原因を突き止めてほしい」
というもの。
プリン探偵こと早怜真実は、無事に謎を解くことができるのでしょうか?
中学校が舞台になっているので、謎も答えも人間関係も、なんとも微笑ましい。
ほのぼのと読めるミステリーになっています。
読後は、高級プリンが食べたくなっちゃうかも。