第8話 ヤンデレお兄ちゃん視点
僕のマリー…僕の可愛い妹
世界で1番愛してる、僕の愛しの天使
僕はもう君無しでは生きていけないのに、昔は僕を慕ってキラキラした目で見てたのに
「スコットおにーさま、私も世界で1番おにーさまが大好きですわ」って手を伸ばして抱擁を求めて来てたのに(※幼少期の抱っこ)
マリーだけがいつも本当の僕を見つけてくれる
僕の孤独を救ってくれた愛しいマリー
僕の心を癒やしてくれる暖かいマリー
僕がいないと寂しいって泣いてた可愛いマリー
僕をいつも心から心配してくれた優しいマリー
僕が独りにならないように側にいてくれたマリー
僕の事が大好きだった甘えん坊なマリー
たくさん男友だちや側近や家臣が増えても
いつだって僕を1番大事に想ってくれる僕の大好きなマリー
マリーの柔らかくて小さな手が好きだった、手を繋いで歩いたのが昨日の事のようだ
触るとスルスルの細くて綺麗な白銀の髪も大好きだった、小さい頃はよく結ってあげたなフフ
マリーはいつだって暖かく僕を抱きしめてくれた、全身柔らかくて暖かいマリー。
吹雪の寒い夜は一緒に抱きつき合って寝てたのにな、マリーは暖かいから(※幼児特有の体温)
寝顔も可愛くて朝の寝起きも可愛い僕のマリー、おはようの
小さい頃は一緒にお風呂も入ったのに、お互いに洗いっ子してマリーはいつだっていい香りがしてた(※幼児と温泉の
あの頃のように輝くような笑顔で笑って見つめて慕って欲しい、僕が必要だって手を伸ばしてよ!僕を見つけてくれよ!
あの頃が愛おしくて恋しくて切なくて…まだ過去の思い出なんかに出来ない
いつか遠くへ行って二度と会えなくなるんじゃないかと、そんな気がする。
お婆ちゃんになってもずっと僕の事が大好きだって、ずっと側にいるって約束したのに!嫌だぁ!
マリーが思いつく料理も大好きだった
変な時間にお昼寝して、夜中に目覚めたマリーが小腹が空いたと色々な夜食を考えて
匂いにつられて来た兄上と一緒に食べた頃が懐かしい、あの頃に戻りたい
温泉街の足湯だけじゃなくて冷蔵庫や製氷機を作ったり、何も出来ない僕を冒険にも連れて行ってくれたり…
あの忌まわしい教会関係者達がマリーを騙して追い詰めたんだ!
僕も詳細は教えて貰えなかったけど、マリーの不思議な力と一緒にその力に関係する記憶も失ったと…(※ヴラドの懺悔より)
そのせいで、1番身近にいた僕の事もその思い出や執事のヴラドや馬丁のデュランやあの可愛がっていた猫の事まで忘れてしまった
そして猫も一緒に姿を消してしまった
あの時のマリーの瞳が…
僕をただの兄のように見る、それも他人のように見てくる瞳が…
僕を見る瞳に温度が無かった…思い出しただけで胸が引き千切られるように心臓が苦しい、悲しくてやりきれない目頭が熱くなる
僕を1番大事に想ってキラキラした目で見てくれてたのに
教会関係者の温泉街出禁なんて生易しいものじゃなく、もっと拷問して詳細を聞き出せばいいのに!
父上も兄上も母上も弟たちも…祖父も祖母もマリーは今まで通りだと思ってる。
年相応に落ち着いてきて、お転婆から淑女になったと気楽に考えてる
マリーの不思議な力を知ってるのは家族では僕だけだから…
マリーはいつだって僕を特別にしてくれたから、僕の特別もマリーなのに
マリーとずっと一緒にいれると思ってたのに
少なくともこんな事になるなんて思っても無かった
思い出してよマリー、あの愛しい日々を忘れないでよ…僕を愛してよ!
壊れかけた僕を心配した兄上が"領地で執務の経験を積ませる"と言う建前で領地に連れて行き、人出不足の温泉街で兄上の補佐をしている
マリーの不思議な力と関係がある温泉街。
ここにいたらスマホと言う奇跡の板のエネルギー供給が出来るようだ。
みんなには内緒のマリーからもらった不思議なアイテム
隣国の洞窟(※ダンジョン)で宝箱から出て来たアイテム収納袋の中にはマリーからもらった宝物がたくさん入ってる
夢なんかじゃないあの日々を思い出させてくれる不思議なアイテム
昔撮った動画や写真を眺める日々
でも本当の宝物は、僕が愛した僕のマリーなんだ
忘れられて失って知ったんだ
僕はマリーを本当に愛してたんだって気づいてしまった
いつか結婚してそれぞれ別の人生を歩むとぼんやり考えていたけど
それでも僕のこと大好きだってマリーは言ってたから
…近くにいるだけでいいと思っていたんだ
君の
神様、ダンジョンコア様お願いします
僕の心の居場所を存在価値を…マリーを助けて下さい
――スコットとは誰も血が繋がっていない
死んだ前妻(長男の母)が二人目不妊になり
第二夫人を迎えることを政治的にも実家のメンツ的にもプライド的にも反対して、実家から連れてきた侍女を影武者にして産ませた子がスコット
父親は不明で当時の馬丁とも従者とも言われてるが、前妻もその侍女も馬丁も従者も関係者は全員不慮の事故でもういない。
当主のコンラートがスコットを自身の息子と認め箝口令をしいている
別邸で第二夫人をかこっていて、生まれたのがマリーウェザー
第一夫人がいなくなったから本邸に移ったのがマリーウェザー3歳頃のこと。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます