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冬の朝、図書室にて 春の夕暮れ、正門を抜けた先で

冬の朝、図書室にて 春の夕暮れ、正門を抜けた先で

朝香トオル

おすすめレビュー

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★★★
★14
5人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • 朝本箍
    137件の
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    ★★★ Excellent!!!

    いつか見た、そしてこれから見る景色

    誰にとっても長く険しい道となる大学受験。
    まさにそれに挑もうとしている小松と、永井の冬と春の物語です。

    冬の早朝に感じた空気と、春の卒業式後に感じた空気がそのままここにありました。
    図書室で勉強をする僅かな時間しか交わらなかったふたりが、積み重ねた時間の先に迎える結果。そしてそこから、が鮮やかに描かれています。

    いつかこの景色を見た人も、
    そしてこれから見る人にも読んで欲しい物語でした。
    忘れていたものを思い出した、清々しい読後感です。

    • 2023年12月31日 06:28