主人公の柏野は、度重なるパワハラが横行するブラックな福祉施設での勤務と、過去のトラウマから女性不信に陥り、心身ともに疲弊しきっていました。
ある夜、ふと立ち寄ったバーで酔い潰れ、目が覚めると見知らぬ美女・芹沢花音の部屋に!
実は前夜、バーでチンピラに絡まれていた彼女を、柏野が持ち前の武術であっさりと救い出していたのです。
本作の最大の魅力は、傷ついた主人公が花音の優しさと真っ直ぐな愛情によって少しずつ癒やされ、心を開いていく過程です!
花音は「ナントカ・レコード」にアクセスして少し先の未来が見えるという不思議な能力の持ち主ですが、柏野に対するアプローチはとっても人間的で可愛らしいのがたまりません。
一緒に過ごす中で同じ布団に潜り込んで背中から抱きついてきたり、柏野の「極度のブラコン義妹」の存在に危機感を覚えて激しくツッコミを入れたりと、大人同士の初々しくもテンポの良いやり取りに思わずニヤニヤしてしまいます。
ブラックな職場からの退職に向けた動きや、過去の元凶たちへのちょっとしたスカッと展開も交えつつ、不器用な二人の距離が縮まっていく様子が丁寧に描かれています。
日々の疲れを忘れさせてくれるような、心温まる大人の癒やし系ラブストーリーを読みたい方に、ぜひおすすめしたい作品です!