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「あお、い」
「あ、莔麻ー、ど?ど?力作!」
「あ、う、ん、すごいな?え?本当にすごいな…」
「えへへ…ありがとぉ」
「…うん、すごいな」
「莔麻」
「うん?」
「隣立ってくれる?」
「…」
「莔麻?」
「あ、ああ、いいぞ…」
「ありがと…ふむ…」
「…」
「…」
「…」
「…あごのらいんがちがう…みみのかたちも…つめも…んだよ…」
「葵?」
「こんなの、ぜんっぜん!莔麻に似てない!!」
「おいこら!やめろ!壊そうとするな!」
「だって全然っ莔麻に似てない!!」
「いや似てるというか似すぎてて怖い!!すごい!」
「どこ見てんだよ莔麻!似てないじゃないか!!この等身大莔麻フィギュアはっっ!ちくしょう!やり直す!!離せ莔麻!」
「ふざけんな!自分そっくりな物をお前の手で破壊されてたまるか!!俺をばらそうとするな!!」
「あ…お、俺、そんなつもりじゃ」
「俺を、バラバラにして、お前は平気なのか?」
「ああ、莔麻ーーごめんーーーー!!」
「うーんまだまだ、満足いかないぞう!!」
「倉庫借りるか…」
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