遠き地にて

遠くの稜線が白く染まる様を見て

ああ、彼の地もあのように

色を失ったのだろうかと思いを馳せる


(心は何処へ向かったのか)


一面、薄紅を敷き詰めた装いになる

此方も彼方も春が訪れるのは

まだ暫く先のことだろう


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