第27話 【9月27日】
この数日体重の減りがない。いよいよ低迷期かも知れない。しかし考えてみればこのひと月よく頑張った。素直に自分を褒めてやりたい。
ボクは自分のことをあまり褒めない。と云うより「自分が嫌い」だった。それがここ数年、それほど自分を嫌わなくなったのは端的に歳のせいだろう。
小さい頃から親からは何かにつけ叱られることが多かった(地元の名家と云ういきさつもあるだろう)。それは兄妹の区別なくそうだったのだが、親はそうすることで子どもに「格式」と「負けん気」を教え込むことができると確信していたのだろう。それはボクたちが独立するまで続いた。
自分に限っていえば「格式」「負けん気」どころか、人と較べたり何かを競り合うことに何ら興味が持てない人間になったし、兄たちもどちらかといえば「独立独歩」、まかり間違えば「変わり者」の範疇に入るだろう。そのこととボクが「自分を嫌い」だったことはほとんど関係ないと思う。ただ物事の足りてるところより足りない部分が気になるのは、おそらく親の仕向けた道理だろう。
やれやれ。親の計らいはどうにも厄介なものだ。
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