第25話

戦闘シーンって楽しいですね☆

クオリティはお察し…

21時投稿?今書けたんだからだしたくなった☆

次は出すとしたらきちんと21時です…




――――――――――――――――――――


「さて、どうしようかなぁ…

五分間凌がないと…」


いや、凌いだところで剣使えるようになるだけだから勝てるとは限らないけど、特にキツイ五分間になるね。


「ピィ…」


「ふふ、警戒してくれてるね。

それなら時間を稼げるかな。」


こっちから動くふりをすれば警戒してくれる?

それとも迎撃に動くかな?


…どっちの方が時間を稼げるかな。

とりあえず、攻撃できないから様子見するしかないね。


…魔力があれば…


:み、見合ってる…!

:お互いに警戒しあってる…

:相手が賢くなければ突撃してきただろうな…

:賢くて助かった…?

:こちらに攻撃手段が今ないことに気付かれたら終わりだよ…!


「ピィっ!!!」


「あっ、まずっ…!

っぶなっ!!」


「ピッ…!!」


「弾幕ゲー再開かなっ…!?」


相手に集中してなければ始めの突撃で死んでいたかもしれない。

でも現実は私は突進攻撃をギリギリで避けて、その後に飛んできた火弾を某弾幕ゲーのようにスレスレで避けている。


「今日一日でゲームで言うところのジャスト回避をマスターした気がするなっ!」


どうにか攻撃もしないとこの子は気付いてくるかもしれないから、なんとかしないとだけど…


後どのくらいかかるかな…っ!?


『三分間稼いでください。』


「!?!?

だれっ!?」


:どした!?

:急に叫んで、大丈夫!?

:なんか攻撃か!?


『後で教えます。

今は時間を稼いでください。』


後で絶対教えてもらうっ…!!


『火弾、来ます。』


「ありがとっ!

分かれば避けれるよ…!」


謎の声が教えてくれた通り、火弾が飛んできた。

余裕を持って大きく避けておく。


ぎりぎりを狙うと怖いからね。

掠るのも嫌だし。


「うわっ!?

突進はともかくブレスは困るんだけどっ!」


すごい勢いで突進してきたので避けると、そのまま方向転換してこちらにブレスを吐いてきた。


障害物になるもの…!!

あった!


なんとか岩陰に隠れてやり過ごす。

今度の岩は溶けずにいてくれたので、やり過ごせた。


魔力がないから助かる…


「ピィィィッ!!!」


「ひぇっ、キレてる…」


なんとか今のところ五体満足、ほとんどノーダメージで凌いでいる。


「…後二分、って所かな。

ふふっ、絶望的だね、でも、楽しい…!」


:凛ちゃん…??

:なんでこの状況で笑えるんだ…?

:そんなに戦闘狂だった?

:油断だけはしないでね!!


油断なんてできるほど強くないよ。

でも、油断しなければ勝てるって言えるだけの実力もない。


「でも、三分もう凌いでるからね。

後二分同じことをするだけ!」


「ピィィ…っ!」


「〜!?!?

初めての行動ここで出してくるのはNGじゃない!?」


なんて、モンスターに言っても詮無きことだよね!!

…あれ?

魔力が、回復してる…?


なんで…いや、考えてる時間はないよね。

二割くらいだけど、魔力があるなら、なんとかなる!!


それに、今なら上位魔法を使える気がするんだよね。


「【纏嵐】…!!」


とはいっても魔力が全快したわけじゃないし、余裕は無い。

今の魔法1つでまた魔力がほとんどなくなった。

攻撃魔法よりも時間稼ぎのためにバフをかけることにする。


:あれ?

:いつもの魔法と、少し違う?

:…もしかして…

:上位魔法!?


「ふ、ふふ…いいね、いいね。

死にそうな時に飛躍的に強くなる、今の私、主人公みたいじゃない?」


武器さえあれば今なら倒せる気もするよ。

調子に乗れる状況でもないから警戒は怠れないけどね!


「おっ、と…!

すごい…強化幅が今までと比べ物にならないよ…!」


また突進をしてきたが、よく見える。

ふふ…さっきまではほとんど見えなくて勘で避けていたようなものだし、嬉しいね。


「〜〜〜ッ!!!」


「うるさっ!?

かん高すぎるでしょ!!」


とても高い音で叫ぶフェニックス。

そのまま壁のように沢山の火弾が飛んでくるのが見える。


「…いや、本命は下かなっ!!?」


ちらりとだが、足元に半径15m程の魔法陣が現れる。

慌てて後ろに飛び退き、火弾は物陰に隠れてやり過ごす。


ボンッ!!


「いや、殺意高すぎでしょッ!?」


足元に出ていた魔法陣から天井まで届くような炎の柱がたつ。

そのまま爆発したようで、物陰に隠れても熱を感じる。


「さて、少しは攻めようかなっ?

【嵐花刀】」


リアンはまだ再生中なので、魔法で剣を作り出す。

…手に馴染むけど、一番いいのはやっぱりリアンだね。


今度こそ魔力切れちゃったから、刀一本でなんとかしないとね!


「はっ、!」


「ピィぃっ!!」


全然私を殺せなくて焦ってるね。

私も五分間が長くて困ってるよ?


でも、そうだね。


「ふふ、楽しいね!!

わっ!?

【刀術】風断!」


「ピィっ!?」



何度も同じ行動されたら流石に狩るよね!

突進をまたしてきたフェニックスを避け、そのまま反撃で刀を振り下ろす。


が、勿論そんな簡単に斬れる訳もなく、羽の先を斬るに留まる。

そのままフェニックスが距離を取り空から遠距離攻撃をしようとしているのが感覚で理解出来た。


「…ッ、ここで逃がしたら勝てないよね…!!」


それを許すと勝ち目がなくなるから、地面を踏み抜き速度を出す。


「【刀術】空断…!」


「ピィ…!!」


なんでかわかんないけど少し回復していた魔力を使い、空間ごと叩き切るような攻撃を放つ。

勿論今の私でそこまでの攻撃力は出ないので、フェニックスから血が吹き出たが、倒すまでは至らない。


何か…追撃が出来れば…


『治りました。

刀を抜いて、【空咲】を使ってください。』


「勝ち目があるなら、謎の声に従うのもいいよねっ!

行くよ、リアン、力を貸してね!

【空咲】…!」


「ピィィィィッ…」


謎の声に従って刀を抜くと、何故か緑色に光っていた。

本来なら魔力不足で今は使えないが、嵐花刀を消して魔力を取り込むことで不足を補う。


…ふふ、これが即座にできるのも、強くなってるってことかな。


今までは簡単には出来なかったしね。


ギリギリで魔力が足りたので、言われた通り【空咲】を使う。


その結果、フェニックスは血の花を胸元から咲かせ、倒れた。

私が斬った軌道上には空間に裂け目が出来ている。


「ここまでの威力が出るのは予想外だなぁ…」


『今すぐその場から逃げてください!』


ドンッッ!


「…ぇ…」


:倒した…?

:やった…のか?

:うぉぉ!!

:謎の階層で、圧倒的格上をソロ討伐!?

:もうこれはカスミちゃん以外の日本最強ってことでいいでしょw

:異議なし!

:俺らが決めるものなのかどうかはわかんないけどな!

:これで安心だ…え!?

:…と、突然凛ちゃんの胸に穴が空いた…?

:気、気のせいだよな!?

:ボス倒したらその場は安全になるだろ!?

:遠くに銃みたいなのを持ってるゴーレムがいるんだが!?

:あの強さでボスでもなんでもないのかあの鳥!?

:そんな事どうでもいいんだよ!それより凛ちゃんは!?

:あ、あぁ…胸元に…大きな穴が…!

:そ、そうだ、カスミちゃんなら、助けられるかも!!

:で、でも、ここがどんだけ深いか分かんないし…

:お願い!誰か凛ちゃんを助けてあげて!


「かっふ…!

油断、したなぁ…

けほっ…これは、死んじゃう…?」


ボスでもなんでもない普通のモンスターだったのを失念してたよ…

ふふ、カスミちゃんになんて言われるかな?


「げほっ、こほっ…!

あー…視聴者さん、ヤなとこ見せて、ごめんね?」


:喋らないで!

:なんとか助かる方法は…!

:凛ちゃん喉がひゅーひゅーなってるんだけど…!

:もうこれは…


「ひゅー…

はー、はっ、じゃあ、ね。」


:凛ちゃん…!!

:カスミちゃん!はやく!!

:見てるだけでも…もう、息をしてないのが分かる…

:あ、あぁ…!

:そんな…嘘、だろ!?

:嘘って言ってくれ!!








―――回帰―――

―――顕現―――







:…あ?

:凛ちゃんが、光ってる…?

:それだけじゃくて、刀もか…?

:な、なにがおきてんだ!?

:いや、なんでもいい!凛ちゃんを助けて!


「…いわれ、なくても。

いきてます、よ。」


:だ、だれだ!?

:いや、誰でもいい!生きてるって!?

:間違いなく死んでたように見えたが…

:あれ、あの、宙に浮いてるのは…お守り…?

:あれ、勢いよく、凛ちゃんに落ちてないか!?


「がふっ!?

いったぁぁぁ!?!?

なになに!?

死んだんじゃないの!?」


「…はぁ。

こんなの、が…

あなたは、生きてます。

もう、死にません。」


もう!?

もうって何!?

え、生きてるから今居るんじゃないの?

いや、それとも…


「一度死んで、お守りで生き返ったの…?」


「…はい。

案外、状況把握能力は、あるようです、ね。」


…失礼だね!?


っていうか、今気付いたけど、誰?

でも、この声聞き覚えのあるような…


「あ!

謎の声の人!」


「…謎の、声?

私は、リアン。

あの、刀、です。」


「え!?

刀!?どっからどう見ても人じゃない?

ってあ!

刀なくなってる!?」


:何言ってんの?刀ならそこに…あれ?

:さっきまで光ってたのに、無くなった…?

:え、まさか本当に?


『声というものに慣れていないので、聞き取りにくいでしょう。

こっちで話します。

あなたは一度死に、造主様に貰っていたお守りの効果で生き返りました。

いえ、正確に言うと、今日の始まりの状態へとあなたの体を巻き戻しました。』


「んぇ!?

やっぱりこの声あなた!?

あ、いや、それはいいや。

今日の始まりの状態…ってことは、さっきの鳥倒したぶんのレベルアップは無かったことに…?」


『えぇ、なりましたね。

ですが、あのお守りで、あなたは【可能性の種】を手に入れたので、結果的にはプラスでしょう。』


「可能性の…種…?」


『えぇ、種、という名の通り、それには特に効果はありません。

ですが、あなたの行動しだいではとてつもないスキルに進化する可能性を秘めています。』


「え!?

スキルになるの!?」


『えぇ、それこそが、あらゆるスキルになる可能性を秘めた、スキルの種。

可能性の種です。

それこそ、ユニークスキルにも、ごく一般的な魔法にもなる可能性を秘めてます。』


…それは、ヤバいね。

レベルがあがるよりも、凄いものを貰ったね。


『あのお守りはもうなくなってしまったので、次は死ねません。

なので私が顕現しました。』


「え?

それって…」


パンッ…キンっ…!


「こういう、事です。」


:凛ちゃん一人で何話してるの?

:もしかして、俺らには聞こえない声をあの女の子が発している可能性

:↑うわぁ!絶対それじゃん!

:可能性の種??

:誰か聞いたことある?

:いや、ない…

:スキルになる??

:可能性の種…スキルになる…あっ!

:もしかして、あらゆるスキルになる可能性を秘めたスキル、ってこと!?

:なにそれ、ヤバくない!?

:…!?!?!?

:と、突然何!?

:と、突然リアンと名乗った女の子がいつの間にか手に持っていた刀を振り抜いて銃弾を弾き返した…!?

:↑説明ありがとよ

:しかも弾き返したヤツ、撃ってきたゴーレムに当たってんだが!?


「…【空裂】」


「え!?

はやっ!?」


急に目の前で刀を振り抜いたリアンちゃん?が、次の瞬間にはゴーレムの元へと到達していた。


そのままスキルを使うと、一撃でゴーレムは活動を停止していた。


「え、え〜…」


「急いで、造主様の、元へ、いきます。

私は、そんなに長い間は、顕現できません。

【転…】」


「凛ちゃん見つけた〜!!

…あれ?その子、もう出てこれるようになったの〜?

…ッ、いや、ちがう、ね。

お守りの効果、かぁ…」


「…ご主人様、お守りの効果が発動したってことは…?」


「一度、死んじゃってるね…

…遅れてごめんね、凛ちゃん。

一華、結界、お願い。

リルは、久しぶりにやるよ?」


「…!

わかった。任せて。」


「わ、わかりましたわ!

ふー…―――――――【第一戒結界】」


「カスミちゃーん!!

来てくれてありがとー!

それで、何をする気!?」


突然現れた皆。

それはいい。嬉しいんだけどね。

何する気!?


一華さんなんて私の知らない言語で詠唱して結界貼ったし!

しかも詠唱時間一分くらいなかった!?


リルちゃんとカスミちゃん二人がかりなんて、何する気なの!?


『…私は、これで。』


「あ!?

リアンちゃん逃げちゃった!?」


『…。

逃げてません。

顕現可能時間限界です。

…まだ余裕はありますが。』


あ、そうだったんだ、それはごめんね。

って、聞こえてるから!!

やっぱ逃げたんじゃん!


「か、カスミちゃん、落ち着いて!?

リルちゃんも!」


「…凛さん、もうこの二人は止められませんわよ。

リルに至っては久しぶりに全力で魔法使えることに喜んでるくらいですわ。」


全力!?

何する気?

ねぇ!


:カスミちゃんきちゃ!!

:これで安心だ!

:んっ?

:おや、流れが…

:カスミちゃん!?

:一華さんが全力で結界貼るって、何する気!?

:リルちゃんと二人がかり!?

:まてまてまて!

:落ち着け!

:でも凛ちゃんが一度殺されたような場所なら…

:…あぁ、そうじゃん

:ならいいか…ってならねぇよ!

:限度ってもんがあんだろ!

:何とか止める方法は…!

:さっきの鳥をまた倒す方が楽だよ!

:あぁ、詠唱が終わる…!!


「「【炎氷獄界アンフェル】」」


次の瞬間、目に見える範囲全てに地獄が広がった。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る