第62話 「損害賠償の戦い  5」

私の目の前にいる約3万の軍勢は、戦意を喪失、雪崩のように逃げ始めた。ただ、その中でただ一人、私に向かって突進してきた騎士がいた。


「もう…まだ戦う人がいたんだ。しかたない。えい」


『あっちへ行け』


「皆が逃げようとも俺一人となっても!!へ?あれ?」


私に向かってきた騎士はテレポーテーションで聖都へ強制送還した。さてと、私も行かないと早く終わらエセたいものだ。と思いつつ私はテレポーテーションで聖都の城門の前まで移動すると、すぐに城門上が騒がしくなった。私の姿を見た衛兵が叫んだ。


「敵襲!!敵は一人!!偽聖女です!!」


慌てた彼らは、城門を閉ざし、城門の上から弓矢や魔法による攻撃が始まった。


『#障壁__バリア__!!』


しかしこのバリアの前には全く効力がなかった。


「これが彼らの出した答えか」


じゃぁ…あの城門を吹き飛ばさないと進めないよね。うーんどうしよう。下手にファイヤーボールを打つと多分城壁だけじゃなくて、聖都辞退なくなっちゃうよね。


あ…そうだ。ウォーターボールである程度城壁を水びだしにしておけば、ファイヤーボールを使っても大丈夫かもしれない。うん…私って天才かも


この時、彼女は気づいていない。彼女はこの後、天災の聖女と呼ばれることになることを


あっといけない。あそこの衛兵たちを巻き添えにしてしまうところだったわ。


「城門の上の衛兵諸君に伝える。これから城門を攻撃しますから。直ちに城門から降りて安全な場所へ避難してください」


すると城門の衛兵たちは


「破壊できるものなら破壊してみな」


「ハハハハハ…笑わせるな何を言っている。この聖都城城門を壊せるはずがない」


「もう…じゃぁ…いっくよーーー」


『ウォーターボール』


「ハハハ。何やっているんだ?ウォーターボールごときでこの城門を壊せるはずないわ」


次の瞬間、私の指先から超大型のウォーターボールができ、その様子を見た衛兵たちは、見たこともない大きさに固唾をのんでいた。やがて。パシューン7と私の手から飛び出したウォーターボールは、城門を直撃しずずーんという大きく低い地響きみたいな音とともに、城門の門が吹き飛ばされていた。


その光景を信じられない表情をしている衛兵たちは、何も言い返せなかったというよりあまりもの衝撃にビビリってそうな感じだった。


「返事はなしということでいいわよね。徹底抗戦をされるということでいいわよね」


私が最後警告をした。よく見ると城門は半開で開いている。


「じゃぁ…いっくよーー」


私は細心の注意を払い集中した。


『ファイヤーボール』


そして、私が思った通りのファイヤーボールができたのを確認して、城門に向け発射した。次の瞬間。


ちゅどどーーーーーーん!!


と城門から衝撃波に似た風と大爆発の音が聞こえてきた。よく見ると城門のあたりで大爆発が起きたようだった。しかも、この爆発によって、砂塵が巻き上げられ、視界はゼロに等しい。


やがて、その土煙が無くなり、目の前の光景を見てびっくりした。それは、さっきまであったはずの城門がきれいさっぱりに消えたいたのだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る