それはこんな顔ではありませんか?
- ★★★ Excellent!!!
演出家、篠崎光正著の本にこう書いてあった。
「貴方の嫌いな目の形を想像してください」
そして、それは、
鼻の形、耳の形、唇の形、とつづいていく。
そして、
ひとしきり、想像した後、ページを捲ると、
そこには、銀紙が鏡のようになっており、自分の顔が映しだされる。
「それはこんな顔ではなかったですか?」
確かそんな言葉が書いてあったと思う。
これは、一人の女性が、自分がなぜ「鏡が嫌い」なのかを考えていくうちに、
忌まわしい過去と顔を思い出してしまうという物語である。
アリ・アスター監督のホラー作品が好きな方は特にハマると思う。
ご一読を。