前半は自然な遠距離恋愛の会話劇として読ませ、後半で事実が明かされる構成がとても綺麗でした。特に良かったのは、「会いたい」を簡単には口にしないところ。大人同士だからこその我慢や気遣いがリアルで、静かなやり取りなのに胸に沁みます。読後、満月を見上げたくなります。
希望と亮也は1年前のテーマパークのデートで逢ったきり、亮也の急な転勤で遠距離恋愛となってしまいました。毎夜のようにビデオ通話を楽しむふたり。日々の仕事を精一杯頑張りながら亮也の帰任を待つ希望の気持ちにせつなくなりながら読み進めていくと、終盤で思わぬ真実が明かされます……!すみません、レビュー上ではここまでしか書けないのです。気になられた方は是非ご一読を!改めてもう一度読み返したくなること必須の一味違うラブストーリー、ロマン溢れるあき伽耶ワールドをお楽しみください。