SAMURAI教師

路峰詩音

第零幕 隠れた真実

 とある新月の夜、丑三つ時、街頭すらない路地裏を蠢く【ナニカ】が通った。


『こちら、第一班。対象を発見しました。誘導を開始します。』


 その、【ナニカ】を見つけた四人組の夜闇に溶け込むような黒装束を着た人間たちが、御符のようなカードをトランシーバーのように口元に当てて静かに報告をする。


『こちら、第二班。一班と合流。同じく誘導を開始します。』


『こちら、第三班。誘導を開始します。』


『こちら、第四班。』『こちら、第五班』『こちら、第六班。』と、次々に黒装束のカードを持った集団が【ナニカ】を人気のない、広々とした空き地に誘導し、


『こちら、第一班。誘導に成功しました。』


黒装束たちを代表して一班の班長が、報告し黒装束達は【ナニカ】を取り囲むように距離をとる。


「後はよろしくお願いいたします‥‥‥【若】。」


 その中にまぎれるように、絶対的な信頼を感じられる声がまぎれる。


「ああ、任せろ。」


 それが聞こえていたのか、答えるように呟き、雰囲気の違う黒装束が【ナニカ】のまえにでる。


 そして、黒装束は腰に佩いた刀をスラリと静かに抜く、


 【ナニカ】を目にも止まらないほどの速さで切り捨てる。























































‥‥‥あれ?この作品ってこんな話じゃなかった気がしたんだけど‥‥‥?

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