好きという感情も、恋も、何も知らなかった主人公リラ。
幼馴染の王子ルーカスから向けられる恋情も、よくわかっていませんでした。
ですが、お話の中にはリラがルーカスを慕うような様子があるのです。
けれど、リラはその感情が何かわかっていないのです。
「それが好きってことなんだよ!」
「それが恋なんだよ!」
と何度思ったことか……! このじれじれ両片思い具合がたまりません。
また、ルーカスが本当に優しいよくできた男性です。
リラが疎いことを知っているから、彼女が追いついてきてくれるまで待ってくれています。
だからこそ、最後は感無量でした。
この二人なら何があっても大丈夫。きっと、手を合わせて乗り越えられる。そう信じています。
皆様もぜひ、読んでみてください。
ヒロイン(女主人公)はかっこいい女騎士リラ。
幼馴染である王子を守るため、国一番の強さを手に入れようと頑張ってきた女の子です。
一方、王子はリラにぞっこんで・・・!?
伝わらない王子の思いに切なくなります。
でもリラは自分の気持ちを理解できていないだけで、本当は――
すれ違う二人のじれじれの描き方が本当に巧みです!
これぞ恋愛小説の真骨頂。
想い、悩み、苦しむ――愛する人の幸せを願って自らの心を犠牲にさえする……恋愛のすべてが詰まっています。
女騎士リラも、彼女の侍女となるマデリンも、ライバル登場かと焦る隣国の姫も、さらには悪役女性さえも、とにかく出てくる女性キャラクターがみんな魅力的。
全員違うタイプなのに、みなそれぞれに魅了してくるのです。
また呪いがドロドロとした不気味はものではなく、花を題材にした美しくも恐ろしいもので、とても惹かれます。
見どころがたくさんある本作、ぜひのぞいてみてくださいね!