応援コメント

個性のない作品なんて消した方が良いこともある」への応援コメント

  • 今の評価の基準は、【商業ベース】で商売になるかが全てですからね。文豪が集まった月刊誌とかで、有名な文豪に評価されて文壇デビューの様な時代ではありません。というか、芥川賞作品でもさほど売れてはいません。文章書くだけではなく、何らかの優位なネットワークがないと、いくらその手の才能があっても世には出ない気がします。私のメインの音楽業界もそうですが…。

    作者からの返信

    コメントどうも。

    今の作家さん方はやはり「ウケる」=「商業的成功」だと解している人が多い。言っておくが、ここでのウケるという言葉の意味は、換言すれば「大衆に認められている」ということだ。金になっていることが条件じゃない。

    僕は、小説はウケる書き方をすれば良いと思うし、ウケることの条件は「強烈な個性」だ。そもそも創作物全般、人によって刺さる刺さらないあるが、強烈な個性を持った作品は刺さる人にはより深くまで刺さって決して抜けない杭となる。特定の層を強く惹きつけて離さない作品というのには、往々にして人によっては理解されない尖った特徴があるもんだ。

    所謂テンプレ小説だってウケているんじゃないのかと言われそうだが、ああいうのがまさに「商業的成功」に直結するような、流行りに乗っかった金になる作品というもんだ。そのネタそのものがウケているのではなく、かつてウケた鉄板ネタの二番煎じで金を稼いでいるという点では、作品そのものが全面的に世間で認められている訳ではなかろう。

    故に「ウケ」と「商業的成功」は、厳密には別もんだ。僕は物書きの端くれとして、前者を目標にしていきたいと思っている。今や新規作家の皆様方は何につけても「○○化」だ! と言って、商業的成功のことばかりを考える。しかし、それでは小説という文化そのものに傷がつくだけだろう。