記念撮影
「まあ、単純に、卒アル見せてもらったってだけの話やねんけど」
桐山からメッセージが届いた翌日。九月十六日、土曜日、午後一時。
学校最寄り駅近くにあるカラオケ店で、桐山と合流した。
僕は私服だけど、桐山はシャツにスラックス、つまりは制服姿だった。午前中が部活だったらしい。祥楓高校は、部活のため休日に登校するさいも、ジャージ登校禁止で、制服登校が義務づけられている。
「あー、腹減った。俺ラーメン頼むけど、緒方、なんか食べる?」
「家で食べてきた」
ほな俺だけ頼むわ、と桐山は注文用のタッチパネルを操作する。
「カラオケのラーメンって美味いん?」
「他の店は知らんけど、この店に関しては、むしろラーメンだけ異様に美味い」
あとはポテトが美味しいらしい。ほかは普通。
注文後、すぐにラーメンはやってきた。桐山がラーメンを食べているあいだ、適当にアーティストのライブ映像を流す。
「歌っとってええで」
「んー、いまはええわ」
カラオケでライブ映像みるの、音量がんがん上げられるし、画面もでかいので、けっこう好き。
「それでこれ、卒アル」
「え? わざわざ借りてきたん?」
「うん。ちょっと調べ物してるって言ったら、悪用せんねやったらしばらく持っててええよって」
桐山の所属するサッカー部に、ジュリエット先輩と同じ学年に兄がいる、という先輩がいたのである。その先輩、というか先輩のお兄さんから、借りてきてくれたそうだ。
ラーメンを食べ終えた桐山が、リュックサックのなかからアルバムを取り出す。
「ほら、このクラスやろ」
桐山が開いたのは、コラージュのように数枚の写真が貼り合わされたページで、そのなかの一枚に、文化祭の様子が写っていた。
時計塔を背景に、衣装やクラスTシャツを着た生徒たちが笑っている。集合写真のようだった。
ちなみに、僕ら一年F組も、クラスTシャツをつくる。というか、つくった。木曜日に注文したところ、週明けに届く予定。はじめはつくる予定なかったんだけど、急遽つくろうということになり、納期的にぎりぎりだったのでけっこう焦った。速攻でデザインをまとめてくれた高町さんがいなければ、おそらくこんなにスムーズにはいかなかっただろう。感謝しかない。
アルバムを手に取って、眺める。集合写真のなかに、ジュリエット役だろう、周囲のひとたちより一段華やかな目立つ衣装を着ている女子生徒の姿を見つけた。
「このひと?」
「うん。ほんで、クラスページのほうに名前のってる」
桐山の手がのびてきて、ページをめくる。
瞳がぱっちりとした、目立つ美人だったので、ひとりひとりの顔写真と名前が並ぶページのなかから、さきほどの彼女の顔はすぐに見つけられた。
三戸美波。読み方は、みとみなみ。
当時の三年C組の生徒らしい。
「これ、さっきの集合写真、文化祭当日の、本番の劇の前後よな?」
僕がそう訊くと、そうやろうな、と桐山は返す。
「リハとか練習の写真撮るんやったら、もっと準備中の感じ撮るやろし、まあ当日の、劇終わったあとの記念写真やろな」
つまり、おそらくこの
ふと思う。
リハ中に姿を消したジュリエット先輩は——さっきの、集合写真のどこかにいるのだろうか?
集合写真がのっているページと、ひとりひとりの写真がのっているクラスページとを行き来する。が、いかんせん、四十人近くいるうえにまったく知らないひとたちの集合なので、顔を照会するのが難しい。
「緒方さあ、スマホのアルバムの顔識別機能って使ってる?」
「は? ……いや、そんな積極的には使ってへんけど。なんで?」
たぶん、桐山が言っているのは、スマホの写真ライブラリを解析して、写っているひとの顔を識別してグループ分けしてくれる機能のことだろう。とくになにか設定しなくても、デフォルトで勝手に仕分けされているので、されるがままにはしている。
「俺も、べつにそんな使ったことなかってんけどさあ。……これ見てて、リハ中に姿消したほうのジュリエット先輩って、この集合写真に写ってないんかなって、思って」
どうやら、桐山も僕と同じことを考えていたらしかった。
「クラス写真とひとりひとり地道に照らし合わせるんは、さすがに途中で混乱してきて、それで、スマホの顔識別機能使ったらいいんやって、思いついてん」
おお、と感心した。あれ、かなりの精度で識別できるらしいし、ひとりも面識がない状態で人間の脳に頼るより確実だろう。
「で、わかったん?」
「うん。クラス写真と、あとその集合写真以外にも、当時の三年C組がのってる写真読みこませたらいけた。アルバムをさらに写真撮影したから、そんな画質よくないし精度下がるかなって思っててんけど、案外できるもんやな」
そう言って、今度はリュックサックのなかからノートパソコンを取り出す。学校指定で購入したやつ。はじめはスマホで識別させようとしたのだが、それだと自分の写真とごっちゃになるので、別端末でフリーソフトを利用することにしたのだそうだ。
ちなみに、入学時に購入させられたこのパソコン、とうぜんのようにフィルターや機能制限がかかっていたわけだが、僕の知る限りほぼ全員が勝手に制限を外している。とはいっても、授業中に動画サイトを見る、程度のことしかしていないが。過去の先輩(導入当初だったらしい)に、お約束というか、アダルトサイトを閲覧して詐欺リンクにひっかかり、ウィルス駆除するのに全履歴を教員と家族に知られた、というひとがいたらしい。その話は先輩たちから代々受け継がれているので、僕らは、最悪履歴が公開されても問題ない、程度の悪さしかしない。
「おったわ。ひとり、クラス写真にはいるのに、集合写真には写ってないひと。まあ、当日風邪ひいて休んでただけで、関係ないってこともあるやろうから、確実にリハのときのジュリエット先輩やって保証はないけどな」
桐山は手際よくソフトを開くと、表示させた画面を僕に示した。卒アルの、クラスページの個人写真だろう画像があった。名前も表示されている。
暁築佳音。読み方を見ると、あかつきかのん、とあった。
肩口でそろえられた髪に、どこか遠慮がちな笑顔。控えめなきれいなひと、という感じ。
「その先輩のお兄さん──
軽音部、というのが、ちょっと引っかかる。生物室に手紙が置かれたとき、前後に誰も通らなかったと証言したひとは、朝比奈先輩、宮本先輩、それに柚木さん、倉田さん。用務員の倉田さんを除き全員軽音部だった。
「……俺のいとこさ、高校中退してて、高認とって大学いってんけどな」
「うん?」
桐山からとつぜん切り出された話題に、疑問を隠せないながらも、ひとまず頷く。
「校風と合わんかったというか、一部の教師と相性最悪やったみたいでさ、まあとにかく、辞めたあとも、学校の子との仲は良好で、ふつうに連絡取り合ってたんやんか。そんで、同級生らが卒業したあとに、卒アルみせてもらってんて」
あらかじめドリンクバーからとってきていたメロンソーダをすすると、桐山は続けた。
「いとこは、とうぜん、クラスページの個人写真は退学したからのってへんわけやけど、カットしきれへんかったんか、行事写真には、ぽつぽつ写ってたらしくてな」
「へえ」
そういう対応になるのか。
肖像権とか、いろいろあるから、もしかすると、学校によって対応は違うかもしれないけど。
「でさ、先輩に借りた卒アル見てたら、そのいとこの話と、緒方がまえに言ってた生物室に置かれてたって手紙の話思い出して」
桐山にも、部室である生物室に、謎の書き置き、手紙が置かれていた、ということは伝えてある。部長たちと、日笠さんと桐山と、みんなで時計塔フィールドワークをした次の日か、その次の日くらいだったはず。昼休みに食堂で昼食をとっていたところ、時計塔の話題になったので、話した。ちなみに、鳴海も一緒だったので、あいつもこの件についてはだいたい知っている。
「もしかしたら、ほんまにいなくなったひと、というか、学校から去ったひとがおったんちゃうかなって、気になってんな。さっきの、文化祭の集合写真には写ってないけど個人写真にはいるひと、は暁築さんだけやったけど、集合写真には写っていない、かつ、個人写真にもいないひと、がおる可能性はあるよなって」
「……ああ」
もっともな指摘ではある。
「やけど、それはさすがに、調べようがなく……え、もしかして、卒アルの写真ぜんぶ読みこませた?」
「卒アルの写真、プラス、辿れるかぎりでSNSに上がってる写真も読みこませた。姉貴が、わりとそのへん強いから、知恵借りて解析ツール使ったらだいたい交友関係から該当学年のアカウント絞れたし」
「おお……」
「で、三人おったな。祥楓高校に在籍してたけど、卒業アルバムにはのってないひと」
三人、というその数字が、多いのか少ないのか、僕には判断がつかなかった。
いま、僕らの学年には、学校を去ったひとはいない──と、思う。少なくとも、僕らのクラスにはいない。でも、他クラスで、転校したひとや退学者が出ていても、おそらく気づかないだろう。とくに、体育とかの合同授業や、選択授業でも関わりのないクラスだったりしたら、よけいに。
ふと気づく。
ジュリエット先輩たちの代といえば、三年次がちょうど二〇二〇年──感染症が世界レベルで爆発的に流行った年だ。一斉休校措置がとられて、そのあとも、分散登校や臨時休校が続いたから、同級生たちと顔を合わせる機会は格段に減っていただろう。僕は、そのとき、中学一年生だったわけだけど、なかなかクラスメイトの顔と名前が一致しなかった。非日常みたいな、日常。
思えば、両親のあいだで諍いが増えたのも、あのころからだったな。
「そのうち、ひとりは転校やったみたい。SNSで記載あったから、間違いないと思う。もうひとりは退学。でも、しばらくしてから通信制の学校に編入してる。ふたりとも、俺のいとこと一緒で、友人関係は悪くなかったっぽいな。SNS上でのリプライで、そのへんのことも書いてあった」
桐山の声で、過去へ遡りかけていた意識を引き戻される。
カラオケボックス、食べ終わったラーメンの器、半分ほど残ったメロンソーダのグラスがふたつ。スピーカーからは、音量を絞ったライブ映像の音声。
「で、もうひとり。このひとだけ、SNSアカウントも見つからんくて、なんで卒アルにおらんのかわからんかった」
桐山が示したパソコンの画面を、覗きこむ。
卒アルの行事写真のひとつなのだろう。自撮りではなくて、カメラマンに撮影されたもののようだった。体育祭の写真らしい。感染症の影響で、この年は三年次の体育祭は中止だったので、前年か前々年、つまり、二年次か一年次のもののはず。三人の女子生徒が、
机の上に置かれっぱなしだった卒アルをめくってみると、同じ写真があった。あらためてページをめくってみると、途中から写真のなかで、マスクをつけたひとの割合がぐっと上がるのがわかる。
卒アルにのっていなかったのは、写真の右端のひとらしい。
染めたわけではなさそうな、色素の薄い茶色い髪に瞳。とうぜん、知らないひとなわけだけど、どことなく誰かに似ているような気がした。
「で、わからんかったって言ってんけど、訂正。やっぱわかった」
「はあ?」
タッチパッドを操作しながらなんてことないように放たれた桐山の言葉に、つい、驚きの声が出る。
「えーっと、わかったってのは、なんで、というか、どうやって?」
「シンプルに訊いた。この写真の真ん中のひとやったら、先輩のお兄さん──池端さんがいまでも交流あるし連絡先わかるって言うから、教えてもらってん」
わざわざ写真の真ん中のひとの連絡先を訊いた、ということは、池端さんはこの右端の女子については知らないのだろう。それか、名前くらいは憶えていたが、とくに交流がなかったか。
「いや、それでも、よう訊けたな、そんなん」
いくら元同級生の後輩(正確には元同級生の弟の後輩だが)と素性は確からしいにしても、知らない男から写真に写ってる同級生について教えてください、なんていきなり言われたら怖いだろ。その池端さんのいうひとにしても、そもそも桐山によく連絡先教えたな。
行動力がすごいというか、コミュ力高いとは思っていたが、そのあたりの才能で乗りきったのだろうか。
「……うん、それやねんけど、というか今回の件全般通してやねんけど、俺も怖いわ」
「え? どういうこと?」
「いや、自分自身の、ネトストの才能が……」
「ああ……」
頭を抱えてうなだれる桐山に、なんとかフォローをこころみる。
「いやほら、人探しの才能ってことやって。探偵とか……あ、面接官とか向いてるかも」
「は? なんで面接官?」
「企業の面接官でな、面接に来た学生のSNS探してやばい発言とかしてへんか調べるひと、おるらしいで。最近読んだ本に出てきた」
「へえ……」
僕のフォローが効いたのかはわからないが、ともかく桐山は顔をあげて、再び口を開く。
「まあ、この写真のひとに電話で訊いたときは、多少の嘘をついたんやけど」
「どんな?」
「えっと、『僕、いま、文化祭展示用の校内新聞つくってて、感染症以前と以後の学校行事の変化について調べてるんです。そのなかで、卒アルに掲載されてた写真を使わせてもらいたいんですけど、使用していいか被写体の方に確認とらせてもらってます。使用許可いただけるとありがたいのと、あと、この右端の方だけ連絡が取れなくて、よかったら訊いていただけるか、連絡先教えてくれませんかって』」
「おお」
若干よそ行きの声音で、桐山はそう述べた。
教員に訊けないのかとか突っ込まれる可能性のある少々危うい設定ではあったが、とくに疑われることはなく、わたしは大丈夫、と快諾してもらったそうだ。
「さきに言っとくけど、後日あらためて連絡して、やっぱり特集内容が変わって、写真は使わないことにしましたって伝えたから。……つか、まじでぜんぜん疑った様子なくて、ほんまに申し訳なかった」
それで、と一転、桐山は真面目な口調になる。
「この、写真の右端のひと。名前は、
奈良県の奈に大津市の津、原っぱの原。静岡件の静に乃木坂の乃、と続けて漢字を説明してくれる。
「亡くなってる。三年前の、ちょうど文化祭の日に。……転落、いうか、自殺やった、てさ」
「え」
桐山の言葉に、思わずびくりと身体がこわばった。
ただ、とディスプレイを見ながら桐山は続ける。
「この、文化祭のころには、もうとっくに学校に在籍してなかったって。その、現場も学校じゃないし、そもそも退学したのは二年に進級してちょっとしてからのころで、やから、生物室にあった手紙とか、文化祭の時計塔での話とは、関係ないんちゃうかな。さすがに退学した理由までは訊けんかったけど、ただ、話ぶりからして、学校内で揉め事があったとか、そういう感じではなさそうやった。リハのときのジュリエット先輩は、暁築さんで間違いないんちゃうかな。その、結局、なんでリハ中姿消したんかについては、わからんままやけど。あと、生物室にあった手紙とどういう関係があんのかも」
そこまで言うと、桐山はぱたんとパソコンを閉じた。
「調べられたんは、ここまで。いちおう、報告しとこうかなって」
「……うん、ありがとう。よお調べられたな」
ほんまになあ、とつぶやいて、桐山は残ったメロンソーダをストローで吸い上げる。飲みきってから、どことなく、気まずそうにこう言った。
「俺が、こうやって、いろいろ調べたんは、好奇心いうか、あと、手紙のこととか、自分には関係ないことやけど、ようわからんことが曖昧なままになってんのが気持ち悪かったからやねんけど。なんつうか、前言うたみたいに、ちょっとした謎解きゲームの延長の気持ちで、あんまり褒められたものやない野次馬根性。……それと、日笠ちゃんと、おまえが気にしてるみたいやったから」
「うん」
「やのにさ、その写真のひとに、最後、ありがとうって言われて」
「え? ……なんで?」
「『静乃の話、ひさしぶりにできたから』って。亡くなってから、もうひとりの写真写ってるひととも、なんとなく奈津原さんの話は避けるようになってたみたいで、その、やっぱり、当時はかなりこたえたらしいから。高校のころの同級生と会っても、奈津原さんの話になることってなくて、だから、あんまり関係ない、俺みたいなやつに、体育祭で写真撮ったときのこととか、そういう話ができてよかったって」
この法被、手作りらしいねんけど、奈津原さんと一緒に放課後縫ってたとか、写真は、応援合戦が終わった直後に撮ったやつだとか、そういう話を聞いたのだそうだった。
「すごいな、桐山は」
「そうか?」
「うん」
きっかけがどうであれ、誰かの、誰にも言えなかったことや、話せなかったことをちゃんと聞けるのって、すごいことだと思う。とくに、そんな、もう会えないひとの、大事な思い出に関わること。相手の聞く姿勢が信じられなかったら、そういうことって、話せない。
「あー……俺、なんか歌おうかな」
「うん、まだ時間あるしな」
照れたのか、無理矢理に話題を終了させると、桐山は楽曲予約用の端末に手を伸ばす。
端末を操作する桐山から視線を外して、流しっぱなしだったライブ映像が映っているモニターを見る。スピーカーから、頭の中にこびりつくゴミクズみたいな不安を吐き出せ、といった内容のボーカルのシャウトが聴こえていた。二〇二〇年よりも前のライブで、映像のなかでは、マスクをしてるひとは誰もいなくて、大声でなにも気にせずシンガロングなんかしていて、なんだか、不思議な感じだった。こうやってカラオケでだべることだって、制限されてた時期もあったのに。
そのあと、二時間ほど歌って、解散した。今度は鳴海も呼ぼう、と約束する。
「あ、そうや、桐山」
「ん?」
「ちょっと、確かめたいことあってさあ。週明け、もういっかい一緒に時計塔来てくれへん?」
ええけど、と承諾してくれた桐山に手を振って別れ、駅へと向かう。
桐山は、なんでリハ中にジュリエット先輩が消えたのかとか、手紙のこととかは結局わからないままだから、あんまり役には立たん情報やけど、とは言っていたものの、暁築さん、という名前がわかっただけでもかなりの進捗である。三戸さん、奈津原さん、というひとのことも含めて、部長たちに話してみよう。
帰りの電車で、桐山が歌っていた、知らなかったバンドの曲をイヤホンをして聴く。さっき、カラオケにいるうちに、検索してダウンロードしておいた。あ、やっぱ、僕、この曲好きだな。他の曲も聴くか。
家に着くころには、アルバムを通しで聴き終えていた。いつもと、ちょっと違う気分で、歩く帰り道。
おおげさ、と言われるかもしれない。
でも、たぶん、僕たちは、こんなふうにして、世界を広げる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます