つらなる
普通の女の人が望んだり受け入れたりすることを受け入れられないことの方が多いと、理解も得られないし、やはりつらい。自分は自分だから……と思いながら、自分のやりたいようになんとか生きていこうとはするけれど、やはり、みんながやることを自分はしないというのは、それなりにプレッシャーを感じる。みんな期待する。わたしはそれをしない理由を上手く述べないといけなくなる。する人に理由は必要ないのに、しない人には理由は必要な世の中。
Googleで検索してもどこにも生き方の答えはなくて、わたしの抱える期待や不安と同じものを抱く人は見つからず、自分は一般的な他人とは違う生き方をしたいと思っている、ということを、自分の言葉で、自分に落とし込むほかない。残念ながら。
生理はこの先ずっと来なくてもいい。子供を可愛いと思えなくていい。誰かと寄り添って生きようと思わなくてもいい。死んでもいい。死んでもいい、最終的には。どうせいつか死ぬ。
生きづらいのを解消するために飲むピルのせいで、ゆるやかな自死のつもりで吸っていた煙草をやめざるを得なくなり、こうやって、ゆるやかに、よく生きる方にシフトするしかないのかもと思う。
誰かに望まれて生まれてきても、その望んだ誰かの、思う通りには生きられない。
他人だから。
誰かの愛に報いようとしたら、少なからず自己は、犠牲にせざるを得ないと思う。それを許せないのを誰が許してくれるんだろう。
愛がやわく否応なく生き方を縛るのすら許せないわたしを、誰が許してくれるんだろう。
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