第10話 ハリエットの天賦
毎朝の朝食は俺が担当なので、ハリエットさんを起こさないようにキッチンで準備をする。昨日の夕食で残ったパンを使ったフレンチトースト風と野草サラダの半熟卵添えを用意した。
「ふぁ~、ウォード君おはよう~♪」
「わっ…ハリエットさん、その……服をちゃんと着て下さい~!」
なんと、ハリエットさんは下着履いていたが、上はなにも身に着けていなかったのだ。
「あはっ、子供なのに興味があるの?ほらっ!」
ハリエットさんはイタズラな笑顔でシャツを軽く捲って、大きくはないけど綺麗な双丘がチラリと見えた…当然だけど俺の顔は真っ赤になった。
「ゴメンゴメン、ちょっと刺激が強すぎた?」
「いえ…はい、母ちゃんなんかとは違って、とても綺麗なのでドキッとしました…」
「もう、子供だから裸なんて興味ないと思ったんだけど、本当にごめんね(汗)」
「いえ、目の保養になりました。そんな事よりご飯を食べましょう。」
まだドキドキするので、朝食をとる事で気分を切り替えたかった。
「わぁ、こんな凝ったものを作ってくれたの?」
「スープに浸けて焼くだけなので簡単なんですよ。サラダは野草ですが苦味が無いので美味しいと思うのでどうぞ。」
「あっ、美味しい♪朝なんて硬いパンばかりだから新鮮だわ~♪」
「それは良かったです!」
美味しいと言われてると嬉しくなり、俺も笑顔になりながら食事をしてると話題が変わった。
「今日は休みだから一緒に付き合うけど、その前に私の【天賦スキル】を教えるね。〚
「良いなぁ~」
「ウォード君の学びたい方を教えるよ!」
どっちも教えて欲しいけど、今の俺は採集依頼だけなので〚
「罠を学びたいです!採集依頼の時に使えそうねのでお願いします。」
「OK!着替えたら草原に行って教えるね♪頑張れば〚
〚
「天賦と通常では何が違うんですか?」
「天賦だと戦略級の罠まで作れるんだよ。スタンピードの時に私の罠が役立つらしいから、ハンター協会で雇って貰えたのかもね(笑)」
違いを聞いて天賦の凄さが判った。
その後は、着替え済めせてから2人で草原へ向かって、野兎や野鼠用の簡単な罠の作り方と罠の設置ポイントに付いても教えてもらった。
「しかし、ウォード君は手先が器用だね。覚えが早いことにも驚いたけど、それ以上にここまで綺麗に作れるのは凄いことだよ♪」
「ハリエットさんの教え方が上手なのと、綺麗に出来た見本のお陰ですよ!」
「嬉しいことを言ってくれるね♪今日の勉強はここまでね。次の休みは野鳥の罠を教えるね。」
ハリエットさんから罠の作り方を学んだので、明日からは採集依頼と同時に罠を仕掛けることにする。貴重な休日を俺なんかの為に使ってくれた事に改めて感謝したのだった。
§ハリエットの想い§
ウォード君は本当に子供なのかと思う。
朝食も子供が作れるレベルを超えていたし、私の裸を見て思春期を迎えてないのに赤面したことには少し驚いた。
罠の作り方を教えた時は、1回説明すれば完全に理解して罠を作り上げたの。こんな賢い子は貴族子女でも滅多に居ないと思うので、私に出来ることは何でも教えて揚げようと思った。
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