序盤は作者様の独特なワールドで始まりますが、中盤以降は激しいアクションへと変化してゆきます。 静かな始まり方をしていますが、実は第1話に色々詰まっていますので、しっかり第1話を読むことをお勧めします。 壮大な世界観をお楽しみいただけると思います。
物語に登場する、桜や桃は、同じバラ属サクラ科に分類される花だそうです。壮大な物語でしたが、閉塞、困惑、緊迫、切迫感。あるいは尊厳、道理、人の強さを駆けながら描いた、素敵なお話でした。(もっとも、「強さ」は美しくも、醜くもなれるのですが)虚構のような日常を捨てたい、あるいはつつましげでも今の生活をまっとうしたい。どちらにも天秤が傾いてしまうのは、私だけでしょうか?