(二)-8
その後、二見たちの集団は走って熊本城下へと向かった。
熊本鎮台司令官種田正明邸へ向かっていた仲間たちはすでに到着し、熊本城の東側の坪井川に架かる御幸橋を渡り突入していた。
緩やかな坂になっている御幸坂の、橋を渡ってすぐの左手の敷地には、兵舎がある。先にやってきた仲間の一部はすでに城の方へ突入して次々と兵士を斬っているようであった。
坂の上の方を見ると、刀を構えた五、六人の侍が誰かを取り囲むように対峙していた。
(続く)
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